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「昔は月ごとにやっていた」判定基準はシーズン中に変更される? 家本元審判員が見解、神戸の得点は「過去のことを考えると、オフサイドっぽい」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2023年10月24日

「僕は『ん?』と思いました」

神戸・佐々木の得点について、家本元審判員が見解を示した。(C)SOCCER DIGEST

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 Jリーグは10月21日、J1第30節の神戸対鹿島(3-1)を開催。この試合の得点シーンが『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられ、元国際審判員の家本政明氏が見解を示した。

 83分、右CKの流れから佐々木大樹の放ったボレーシュートがネットに突き刺さり、神戸が3点目を奪う。このシーンでは、佐々木がシュートを打った時点で、相手GK近くの武藤嘉紀がオフサイドポジションにいたため、VARが介入。しかし、主審は映像を確認したうえで、ノットオフサイドとジャッジし、得点は認められた。

 家本氏は、良い立ち位置に審判はいたが、フラッグが上がらなかったことに「僕は『ん?』と思いました」としつつ、VAR介入は妥当だとコメント。そのうえで、これまでであれば、オフサイドになる可能性の高い事象であったと語った。
【動画】ヴィッセル佐々木のボレー弾!
「昨シーズンとか、今までとの整合を見た時に、キーパーと武藤選手は距離的に近いし、これがオフサイドになるシーンがこれまでも多くあった記憶がある。

 ただ、佐々木選手がシュートを打った瞬間、鹿島の昌子(源)選手が、ゴールキーパーとの延長線上にいたので、鹿島サイドからすると、あまり武藤選手の影響は感じなかったのではないか。でも過去のことを考えると、オフサイドっぽい。僕は興味深いシーンだなと思って見ていました」

 続けて、判定の基準や解釈がシーズン中に変更になることもあると明かした。

「もしかしたら中断期間で、審判の研修でこういうことが議論されていた可能性があるのかなと。そこで多少、ニュアンスが変わって、これはオフサイドの反則ではなく、ゴールキーパーにインパクトを与えたとは見ない、議論や結論が出された可能性はあるのかなと思います。(議論は)シーズン途中に時々ある。昔は月ごとにやっていたんですけど、今は2か月とか3か月に1回やっていると思います」

 そのうえで、「解釈の変更があったならば、それをチームにその都度、伝えるのが丁寧かなと思います」と判定基準の変更が選手にも伝わる仕組みの強化が必要だとの持論を展開した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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