リオネル・メッシやネイマールが去った一方で、欧州サッカーの第一線では未来を担う若手逸材が続々と台頭している。

　ラ・リーガでは16歳の超新星ラミネ・ヤマルがバルセロナで頭角を現わし、プレミアリーグではブライトンの新鋭エバン・ファーガソンが開幕５試合で４ゴールと爆発。もちろん、セリエＡ、ブンデスリーガ、リーグ・アンにも進境著しいヤングタレントは少なくない。

　ワールドサッカーダイジェスト編集部が若手逸材を「技能別」に紹介する本シリーズ。その第４回目は「デュエル」後編だ。

■ジョルジョ・スカルビーニ
アタランタ所属／イタリア代表
生年月日：03年12月11日
身長・体重：194cm・80kg
主戦場：CB

　中盤起用にも十分に応えられるテクニックとプレービジョンを兼備する技巧派CBだが、対人守備でもアグレッシブかつ注意深いマークで相手を封じ込める。唯一の弱点はスピード不足。ただ、それを補って余りある長所を持っている。

■テイラー・ハーウッド＝ベリス
サウサンプトン所属／イングランドＵ－21代表
生年月日：02年１月30日
身長・体重：188cm・80kg
主戦場：CB

　マンチェスター・シティからのレンタル先だったバーンリーで、往年の名DFであるヴァンサン・コンパニから直々に指導を受けて急成長。昨シーズン、チャンピオンシップ（イングランドの２部リーグ）４位のタックル成功率77.4パーセントを記録した。１対１の局面で抜群の強さを発揮する。


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■イバン・フレスネダ
スポルティング所属／スペイン国籍
生年月日：04年９月28日
身長・体重：183cm・74kg
主戦場：右サイドバック

　駆け引きに改善の余地を残すものの、球際に強く、相手の攻撃を食い止める守備力は目を見張るものがある。今夏にバジャドリーからスポルティングへと堅実なステップアップを果たしたが、アーセナルやニューカッスル行きの噂もあったように、その潜在能力に疑いの余地はない。敵陣深くまで切り込む攻撃も魅力だ。

■アルネ・エンゲルス
アウクスブルク所属／ベルギーＵ－21代表
生年月日：03年９月８日
身長・体重：185cm・78kg
主戦場：セントラルMF

　22－23シーズン後半のアウクスブルクで台頭したハードワーカーは、相手の後方からのボール奪取に長ける。まずは近すぎず遠すぎずの距離感でアプローチ。そして、相手がボールを動かした瞬間、スムーズに身体をねじ込んで奪い取る。