現時点では、対照的に映るかもしれない。

　日本人選手が５人、韓国人選手が３人。多くのアジア勢が所属するセルティックは、リーグ３連覇に向けて好調を維持している。

　今季はここまで９試合を消化し、８勝１分の負けなしで首位を快走。勝点25で、２位のレンジャーズに早くも７ポイント差をつけている。

　現地10月22日に行なわれた９節・ハーツ戦は４－１の快勝で、６連勝を達成。日韓の選手では、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央が先発し、岩田智輝、オ・ヒョンギュ、ヤン・ヒョンジュンがベンチスタート。小林友希とクォン・ヒョクギュはメンバー外だった。

　試合は、開始４分にマット・オライリーのゴールで先制すると、23分に旗手のお膳立てから前田が追加点を挙げる。47分に旗手がPKを失敗も、51分に古橋が得点して、66分に旗手に代わって岩田が途中出場し、72分に古橋→オ・ヒョンギュ、前田→ヤン・ヒョンジュンがそれぞれ交代。81分には岩田が移籍後初ゴールを決めてみせた。
【動画】岩田のセルティック初ゴール！
　この結果を受けて、韓国メディア『スターニュース』は「セルティック６連勝なのに...オ・ヒョンギュ、ヤン・ヒョンジュンは泣いて、日本人４銃士だけ笑う」と見出しを打ち、両国の選手を比較した。

「サッカー統計メディア『Sofascore』によると、オ・ヒョンギュは評価6.6、ヤン・ヒョンジュンは6.4を受けた。交代出場したとはいえ、大勝のなかで物足りない評価だ。ゴールを決めた古橋と前田はそれぞれ7.7と7.1、PKを蹴った旗手は7.1、後半に投入されて、得点も記録した岩田も7.3を受けた」
 

　１つの指針となるデータを持ち出して、「韓国の選手たちはチームの状況とは違い、思う存分に笑うことができない状況だ」とし、「今シーズン、彼らは限られた出場機会のなかで地位が下がっている」と見ている。

　一方の日本人選手に関しては、「高高度の飛行を続けている」と評し、「古橋と前田は９試合すべてに先発出場し、それぞれ５ゴール（２アシスト）、２ゴール（２アシスト）で、平均で7.43と7.26、旗手は７試合（先発４回）に出場し、２ゴール（２アシスト）で平均7.31だ」と伝える。

　まだ力を発揮し切れていない韓国勢。記事は「オ・ヒョンギュとヤン・ヒョンジュン、クォン・ヒョクギュまで、シーズン序盤の暗い見通しをどのように覆すことができるのか注目される」と締め括った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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