川崎と福岡の一戦で心温まるワンシーン。橘田健人が果たした念願の“親子入場”

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2023年10月21日

試合は川崎が福岡に逆転勝利

愛娘を抱いて選手入場した橘田。笑顔を見せた。(C)SOCCER DIGEST

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[J1第30節]川崎4-2福岡/10月20日/等々力陸上競技場

 1-1で折り返したゲームは、66分に山岸祐也が決めて福岡が先に勝ち越すも、84分に小林悠、90+2分に遠野大弥、90+6分に宮代大聖がネットを揺らし、川崎が逆転勝利を収めた。

 ともに持ち味を発揮した一戦、試合前には心温まるワンシーンも見られた。

 大卒3年目で今季から川崎のキャプテンに就任した橘田健人の腕の中には愛娘の姿があったのだ。

 主将の重圧もあったのだろう調子を崩す時期もあった橘田だが、10月3日のACL・蔚山戦、10月8日の天皇杯・福岡戦では、両足のミドルで連続ゴールをマーク。

 蔚山戦後には「(家族は)今日もスタジアムに来てくれていて。(試合が終わって)さっき連絡したら。(娘は)丁度起きていたみたいなんですよ。今度は一緒に入場するのが目標ですね」と語っていた。

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 愛娘は今年6月に誕生したばかり。可愛すぎて早く家に帰りたい日々を過ごしているという新米パパは、この日は選手入場を果たし改めてパワーをもらったのだろう。

 その姿にチームメイトたちが笑顔を向ける光景も印象的だった。

 橘田は3試合連続ゴールとはならなかったが、精度が高まるミドルで瀬川祐輔の先制弾を演出。アンカーと左SBを務めながら勝利に貢献した。彼にとっても忘れられない一戦になったのだろう。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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