【ビッグクラブの回顧録】“あの時”のユナイテッドを振り返る vol.11~2000-01シーズン ~

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年02月21日

プレミア創設後初の3連覇達成! 守備陣のテコ入れが復権のカギに!

プレミア創設後初の3連覇達成に成し遂げたユナイテッド。写真はトロフィーを掲げるファーガソン監督(左)とキャプテンのキーン(右)。 (C) Getty Images

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ヨーク、コールのコンビが不振に喘ぐなか、FW陣でひとり気を吐いたのがシェリンガム。選手協会と記者協会が選ぶ最優秀選手賞をダブル受賞した。 (C) Getty Images

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 前シーズンに圧倒的な力を誇示し、プレミアリーグを独走して戴冠を成し遂げたユナイテッドは、このシーズンもプレミアリーグを席巻する強さを見せつけた。
 
 序盤戦はライバルとの熾烈なデットヒートを繰り広げながらも、快調に飛ばして首位を堅持したユナイテッドは、2001年2月25日の第28節、アーセナルとの首位決戦で6-1と大勝すると、一気に加速していった。
 
 その後は首位を一度も譲らず、余力を残したまま2位のアーセナルに勝点差10をつけてフィニッシュ。1982~84年にリバプールが成し遂げて以来、戦後2度目、プレミア創設後は初となるリーグ3連覇を達成した。
 
 この偉業達成において重要な役割を担ったのが、守備陣の奮闘である。
 
 前シーズンにメンバーが定まらなかったために守備の安定感を欠いたことを受け、ユナイテッドはDF陣の再構築に乗り出し、開幕前にフランス代表GKのファビアン・バルテスをモナコから獲得した。
 
 このフランス人守護神の気迫のこもったファインセーブはDF陣に刺激を与え、本来の安定感をチームに取り戻させたのだった。
 
 最終ラインでは、要のヤープ・スタムこそ故障で欠いたものの、ウェズ・ブラウン、ガリー・ネビルの若手DFたちが独り立ちを遂げた。
 
 とりわけ、G・ネビルはキャリア最高とも言えるシーズンを謳歌。デイビッド・ベッカムと形成した右サイドコンビは完成度が高く、ベッカムが前半戦で8点を挙げられたのは、G・ネビルのサポートがあったからだと言っていいだろう。
 
 さらにフィリップ・ネビル、ミカエル・シルベストルといった脇役も30試合以上に出場し、統率の取れた守備ラインは盤石のものとなっていった。
 
 このように、リーグ戦は充実していた。しかし、カップ戦ではまたしても苦戦を強いられ、FAカップとリーグカップは揃って4回戦で敗北を喫している。
 
 チャンピオンズ・リーグ(CL)では1次、2次のいずれのリーグ戦でも2位通過と不安定さを露呈し、勝ち上がったベスト8で因縁のバイエルン戦に挑むも、ホーム(0-2)とアウェー(1-2)で惨敗を喫し、まるで前年のような不甲斐ない戦いぶりで終焉を迎えた。
 
 カップ戦での勝負弱さに起因したのは、攻撃陣の老朽化だ。
 
 テディ・シェリンガムは公式戦21ゴールを決め、選手協会と記者協会の選ぶ最優秀選手賞に選ばれてひとり気を吐いたが、彼もすでに34歳。さらに前シーズンに猛威を振るったドワイト・ヨーク、アンディ・コールの「デットリー・ペア」はその勢いに陰りが見え始め、好調時の覇気は失われていた。
 
 こうした攻撃陣に対してユナイテッドは、翌シーズンにルート・ファン・ニステルローイやディエゴ・フォルランなど、新進気鋭のストライカーを獲得して改善しようと図ったのだった。
 

グループリーグは1次、2次ともに2位通過と、常に不安を感じさせたユナイテッドは、結局、バイエルンに完敗して2年連続ベスト8で姿を消した。 (C) REUTERS/AFLO

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