「彼も代表でなかなか結果を残せない想いがあって」
これは、遠藤航の言葉だ。日本代表がチュニジア代表を２-０で下した試合後、ミックスゾーンで記者団に囲まれた遠藤が「冨安の安定感」について訊かれた際の答の冒頭部分である。
「彼も代表でなかなか結果を残せない想いがあって、前回のドイツ戦からかなりチームに自身の良さを還元してくれている。アーセナル、プレミアリーグでプレーしているからこその経験があって、それを代表でも示してくれている。（クラブと違って）CBで出場できるのも大きい。今日のパフォーマンスを含め安定感がある」
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「自身の良さを還元してくれている」
この日の冨安健洋は１トップのジェバリをマークしつつ、危険なスペースもケア。日本が手堅い試合運びをするうえで重要な役割を果たしていた。度重なる怪我に苦しんできた過去を振り払うように、チュニジア戦では溌剌とプレー。改めて、能力の高さを見せつけている。
９月のドイツ戦に続き、トルコ戦、カナダ戦、そしてチュニジア戦でも重要な戦力であることを証明。もはや冨安なしのチームは考えられないと、森保一監督がそう思っていたとしても不思議はない。
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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