鎌田大地が今季加入したラツィオは、リーグ戦開幕から７試合で７ポイントの16位と低調なシーズンスタートになった。鎌田やマテオ・ゲンドゥジ、ニコロ・ロベッラを加えた中盤は、メンバーが安定しておらず、批判対象のひとつとなっている。

　ラツィオ中盤の大きな変化といえば、セルゲイ・ミリンコビッチ＝サビッチがサウジアラビアに移籍したことだろう。セルビア代表MFが抜けた穴はあまりに大きいと言われている。

　だが、OBのステーファノ・マウリは、ミリンコビッチ＝サビッチと同等とまでいかずとも、鎌田ら新戦力が馴染めば、穴埋めは可能と見ているようだ。

　ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、マウリは『TvPlay』で「ミリンコビッチ＝サビッチがいなくてもチームは同じだ。いずれにしても彼の代わりは埋められた」と話している。

「カマダとゲンドゥジは素晴らしい選手たちだ。確かにミリンコビッチ＝サビッチのレベルではないがね。これらの新戦力たちに溶け込むための時間を与える必要がある。ミリンコビッチ＝サビッチも最初は馴染むのが大変だった。サッリのプレーを吸収するには時間が必要だ。少ししたら、近年見てきたラツィオに戻るだろう」

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　また、やはりラツィオOBのフィリペ・カイセドは、『Tag24』で「カマダとゲンドゥジにアドバイス？　彼らのことは知らないけど、自分がローマに行ったときに言われたのと同じことを言うよ」と述べた。

「できるだけ早く馴染もうと、このユニホームのために全力を出そうとしなければいけない。とても強い選手たちだから、自分は楽観しているよ」

　稀代の戦術家であるサッリのシステムに慣れるのは時間が必要だ。しかし、鎌田ら新戦力はチャンピオンズリーグも同時進行で戦う過密日程の中で馴染んでいかなければならない。出場機会減の難しい状況下で鎌田は事態を好転させられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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