選手たちは手応えを語る
[J1第27節]川崎 1-0 FC東京/9月15日/等々力陸上競技場
天皇杯では4強に勝ち進んでいるものの、直近のリーグ6試合は2分4敗。
勝利が遠かった川崎が約2週間のインターバルを経てFC東京戦で導入したのが、スタートポジションこそ通常の4-3-3も、守備時には両ウイングの家長昭博、マルシーニョが相手のダブルボランチをケアする4-3-2-1のように可変する新たな守備の形だった。
この日はCFに“川崎デビュー”となる38歳の元フランス代表バフェティンビ・ゴミスを起用。彼の生かし方を探るとともに、守備体系をアップデート。54分のマルシーニョのゴールで7戦ぶりの勝利を掴んでみせたのだ。
新たな守備の狙いと効果を鬼木監督は「全体的に失点が多かった部分がありましたので、今までの奪い方とは少し違う形と言いますか、パワーを持って奪えるような形を作りました。この数日ですが、そういうトレーニングをしたなかで、彼らは非常に理解してくれて、トライ&エラーが練習のなかで多くありましたが、ゲームのなかでアジャストしてくれた。そこは選手に感謝しています」と語る。
【PHOTO】川崎の出場16選手&監督の採点・寸評。マルシーニョのドリブル突破からの決勝弾は圧巻。中盤では瀬古、橘田らも奮闘
天皇杯では4強に勝ち進んでいるものの、直近のリーグ6試合は2分4敗。
勝利が遠かった川崎が約2週間のインターバルを経てFC東京戦で導入したのが、スタートポジションこそ通常の4-3-3も、守備時には両ウイングの家長昭博、マルシーニョが相手のダブルボランチをケアする4-3-2-1のように可変する新たな守備の形だった。
この日はCFに“川崎デビュー”となる38歳の元フランス代表バフェティンビ・ゴミスを起用。彼の生かし方を探るとともに、守備体系をアップデート。54分のマルシーニョのゴールで7戦ぶりの勝利を掴んでみせたのだ。
新たな守備の狙いと効果を鬼木監督は「全体的に失点が多かった部分がありましたので、今までの奪い方とは少し違う形と言いますか、パワーを持って奪えるような形を作りました。この数日ですが、そういうトレーニングをしたなかで、彼らは非常に理解してくれて、トライ&エラーが練習のなかで多くありましたが、ゲームのなかでアジャストしてくれた。そこは選手に感謝しています」と語る。
【PHOTO】川崎の出場16選手&監督の採点・寸評。マルシーニョのドリブル突破からの決勝弾は圧巻。中盤では瀬古、橘田らも奮闘
狙いは中央の守備を締めることで、相手に外にボールを出させながらの回収を狙う。
前述したようにウイングが中に絞って相手のボランチをケアするため、相手SBにボールが出た際に、インサイドハーフが対応に走るケースが多く、中盤の3枚(この日はアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗、瀬古樹)はかなり運動量が求められるやり方にもなっている。
まだ始めたばかりの形だけにFC東京戦では、守備網を突破されるシーンもあった。もっとも、選手たちには手応えがあったようだ。
「中を締めて、サイドに出た時に、逆サイドへ変えさせないようにハメるプランでやっていました。多少、インサイド(ハーフ)が先に出ちゃう部分はあったんですが、全体としてFWの選手も戻ってきてくれましたし、全体が上手くスライドして奪えた部分もあったので、良かったです。
(新たなやり方の効果は)サイドでの狙いやすさがあります。一方のサイドに出させた時に、逆サイドに持っていかれないようにハッキリしているので、やりやすさがあります」
アンカーとして中盤のバランスを取った橘田はそう振り返る。
またCB大南拓磨も冷静に守れたことを強調する。
「中締めからの外で取りに行くという、そこの狙いがハッキリしていたので守備としてやりやすかったですし、出どころがハッキリしたので、そこは形が上手く出たなと思います。
(試合終盤は)体力的なキツさはありましたが、精神的には優位に立ちながらできた。狙いをハッキリした守備をできたのは良かったです」
前節のC大阪戦(●0-3)では、3バックを導入するなど、苦戦が続くなかで、チームは新たな形を生み出そうとチャレンジしている。まだ課題は多いが、その挑戦の過程で得た勝点3は小さくない意味がありそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【厳選ショット】マルシーニョが値千金の決勝弾!42回目の多摩川クラシコを制する!|J1第27節 川崎1-0FC東京
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前述したようにウイングが中に絞って相手のボランチをケアするため、相手SBにボールが出た際に、インサイドハーフが対応に走るケースが多く、中盤の3枚(この日はアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗、瀬古樹)はかなり運動量が求められるやり方にもなっている。
まだ始めたばかりの形だけにFC東京戦では、守備網を突破されるシーンもあった。もっとも、選手たちには手応えがあったようだ。
「中を締めて、サイドに出た時に、逆サイドへ変えさせないようにハメるプランでやっていました。多少、インサイド(ハーフ)が先に出ちゃう部分はあったんですが、全体としてFWの選手も戻ってきてくれましたし、全体が上手くスライドして奪えた部分もあったので、良かったです。
(新たなやり方の効果は)サイドでの狙いやすさがあります。一方のサイドに出させた時に、逆サイドに持っていかれないようにハッキリしているので、やりやすさがあります」
アンカーとして中盤のバランスを取った橘田はそう振り返る。
またCB大南拓磨も冷静に守れたことを強調する。
「中締めからの外で取りに行くという、そこの狙いがハッキリしていたので守備としてやりやすかったですし、出どころがハッキリしたので、そこは形が上手く出たなと思います。
(試合終盤は)体力的なキツさはありましたが、精神的には優位に立ちながらできた。狙いをハッキリした守備をできたのは良かったです」
前節のC大阪戦(●0-3)では、3バックを導入するなど、苦戦が続くなかで、チームは新たな形を生み出そうとチャレンジしている。まだ課題は多いが、その挑戦の過程で得た勝点3は小さくない意味がありそうだ。
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