［J１第27節］川崎 １－０ FC東京／９月15日／等々力陸上競技場

　Jリーグは９月15日、等々力陸上球技場にてJ１第27節の川崎フロンターレ対FC東京を開催。１－０で川崎が勝利した。
【PHOTO】川崎の出場16選手＆監督の採点・寸評。マルシーニョのドリブル突破からの決勝弾は圧巻。中盤では瀬古、橘田らも奮闘
　最初にチャンスを迎えたのはFC東京。６分、塚川孝輝の浮き球のパスに反応した渡邊凌磨が、巧みな胸トラップからシュートを放ったが、相手GKに阻まれる。

　対する川崎は、20分に山根視来がミドルシュートを放ち、21分にJリーグデビュー戦となったバフェティンビ・ゴミスが右足を振ったが、ともにゴールは割れず。前半は０－０で終わった。

　迎えた後半、川崎が先制する。54分、脇坂泰斗からパスを受けたマルシーニョが、左サイドを突進すると、ペナルティエリア内で相手DFをかわして右足でゴールを決めた。

　その後はFC東京の反撃に対して、最後まで得点を許さず。川崎が７戦ぶりに勝点３を手にした。一方、FC東京は２連敗で４試合未勝利となった。
 

▼川崎のチーム採点「６」
　遠かった勝利...。７試合ぶりに掴んだ勝点３である。奪った１点はマルシーニョの個人技によるものだが、指揮官がよく語っている勝利への覚悟をチーム全体で示し、１－０でしっかり勝ち切ってみせた。

　スタートのポジションこそ通常の４－３－３も、守備時は４－３－２－１に変化する新たな形も披露。今夏の補強の目玉である元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスを先発でデビューさせるなどチャレンジングな戦い方が結果につながった。

　内容は満足できるものではないだろう。その意味でチーム評価は「６」としたが、勝利が自信を回復させ、好循環を生み出すはず。来週の火曜日にはアウェーでACLの初戦を迎えるが、約２週間のインターバルを挟み、仕切り直しの一戦を制すことができた意味は大きい。
　
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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