［J１第27節］浦和 ０－０ 京都／９月15日／埼玉スタジアム2002

　Jリーグは９月15日、埼玉スタジアム2002にてJ１第27節の浦和レッズ対京都サンガF.C.を開催。試合は０－０で引き分けに終わった。
【PHOTO】浦和の出場16選手＆監督の採点・寸評。前線でカンテが存在感。絶体絶命のピンチを救ったショルツ
　チャンスの数では浦和が上回った。前半は関根貴大、後半はホセ・カンテやブライアン・リンセン、興梠らが惜しいシーンを作ったが、あと一押しが足りず。

　京都は守護神ク・ソンユンを中心に、粘り強い守備で対抗。最後まで集中してゴールを割らせなかった。

　勝点１を積み上げた浦和は暫定３位に浮上。京都は連敗阻止も２戦勝ちなしとなった。
 

▼浦和のチーム採点「5.5」
　ゴールが入りそうで入らない。じれったい内容のまま、試合は終了した。

　京都のハイプレスに押される展開となった序盤の浦和だったが、アレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンを中心とした堅守で耐え抜く。攻撃では２列目の早川隼平らが打開を試みるものの、チャンスを作ることができない。

　それでも、中盤からロングボールを駆使してチャンスの糸口を探る。この試合がJ１通算100試合出場となった岩尾憲のフィードから、関根やカンテらがスペースを突き、相手ゴールに迫っていく。前半終了間際には関根、早川がチャンスを迎えるものの、決め切ることはできず。

　後半から伊藤敦樹、明本考浩を投入し、前半とは反して浦和がボールを持って押し込んだ。67分にはブライアン・リンセンと髙橋利樹を投入し、さらに攻勢を強める。

　終盤には興梠慎三がピッチに立ち、先発のカンテを含めて前線のFWを４枚にするなど、ゴールを狙いに猛攻に出た浦和。リンセンや興梠が何度も決定機に絡むものの、得点は生まれず、リーグ戦２試合連続のスコアレスドローで終了。上位との差を詰めたい浦和にとっては、勝点２を落とす悔しい結果となった。

　前線で起点となったカンテや、中盤の配球役となった岩尾の奮闘が際立った。途中投入されたFW陣は決定機に絡んだが、無得点のため少々厳しめに評価した。

取材・文●藤井圭（サッカーダイジェストWeb編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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