またしても日本代表はドイツ人指揮官のクビを飛ばしてしまうのか。

　現地９月12日、森保ジャパンはベルギーのヘンクで行なわれた親善試合でトルコと対戦。３日前のドイツ戦から先発10人を入れ替えて臨み、あっという間に３点を先取してみせる。その後２点を返されてピンチに陥るも、終盤は遠藤や伊東、冨安らが途中出場でチームを引き締め、伊東のPKで加点。４―２の快勝を収め、９月の欧州遠征を充実の２連勝で終えた。
【PHOTO】日本vsトルコ戦の厳選フォトを現地ベルギーからお届け！

　トルコ代表を率いるのは、元ドイツ代表FWのシュテファン・クンツ監督だ。先週土曜日のEURO予選で格下アルメリアに１－１と引き分け、国内のファン・メディアから解任を求める声が増大。日本戦でも会場に陣取った多数のトルコ・サポーターから「クンツ辞めろ！」「家に帰れ」など野次が飛び、事あるごとにブーイングを浴びせられた。

　ドイツメディア『Sportbuzzer』は「ドイツサッカーに恐怖を与える日本がクンツをさらなるプレッシャーに追い込む」と題した記事を掲載。次のようにレポートしている。

「もはや日本代表はドイツ人監督たちにとって恐怖でしかない。彼らに１－４で敗れたドイツ代表のハンジ・フリックは翌日にDFB（ドイツサッカー連盟）によって解任された。そして今度はベルギーでトルコを４－２で下し、かつてU-21ドイツ代表監督として結果を残し、フリックの後継者と目されていたクンツを解任の危機に直面させているのだ。日本は力の差を見せつけて、ふたたび輝かしい瞬間を迎えた」
 

　ちなみに、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督もドイツ出身だ。今年３月の就任から５戦して３分け２敗と勝ち星がなく、自由奔放な言動も批判の対象となって厳しい立場に置かれている。ニュースメディア『OSEN』は「韓国がウェールズと０－０で引き分けた翌日、日本はドイツを相手に４－１の圧勝を収めた。韓国と対照的なライバル日本の雰囲気が、クリンスマン号に影響を与えるのは間違いない」と論じていた。

　日本がトルコに勝利した４時間後、韓国はサウジアラビアを１－０で下してようやくクリンスマン監督は初白星を手にした。とはいえ、まだまだ予断を許さないだろう。こちらのドイツ人指揮官も“日本の呪縛”に苦しんでいくことになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「狂気の沙汰だ！」トルコを４発撃破した森保ジャパンを韓国メディアが激賞！「型破りな布陣にもかかわらず…」

「凄まじい破壊力だ…」ドイツに続いてトルコも４発で仕留めた日本代表を韓国全国紙が唖然！「トルコの守備を壊滅させた」

「また恥をかいた」日本相手に４失点敗戦でトルコファン嘆き！「選手たちがクンツ監督を望んでいないのは明らか」