戦況を見守った日本のファンもあっと驚くハイスコアだ。

　現地９月９日、敵地ヴォルフスブルクで日本代表はドイツと対戦し、４－１の快勝を収めた。常にアグレッシブに振る舞ってドイツに自由を与えず、２－１とリードして迎えた最終盤に２点を奪うしたたかさも垣間見せる。カタール・ワールドカップのリベンジを期した大国を見事返り討ちにしたのだ。
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　世界中のメディアがそのパフォーマンスを絶賛するなか、韓国全国紙『スポーツ朝鮮』も驚きを持って森保ジャパンの戦いぶりを報じた。「日本は実力も思考も完全に脱アジアを果たした。別次元に到達したのだ」と銘打ち、次のようにレポートしている。

「韓国代表の“クリンスマン号”が５試合未勝利と苦しむなかで、日本代表はますます躍進を遂げている。ドイツという欧州の伝統的な強豪国を寄せつけず、会心の勝利を収めた。ワールドカップでドイツを倒して世界をビックリさせた時よりも明らかに積極的かつ圧倒的な内容で、ドイツに“何もできなかった”と絶望感を味わわせたのだ。
 

　実際に戦ってみないと分からないが、日韓戦両代表チームの差はさらに拡大しただろう。いまや日本は欧州の中堅レベルと同等の実力を備えるに至った。実力も思考も完全に脱アジアを果たした印象で、彼らは別の次元へと到達したようだ」

　さらに同紙は「森保一監督の揺るぎないチームマネジメントと、欧州の強豪国と親善試合をしっかり組む日本サッカー協会の仕事力の賜物である」と強調。「日本では、ドイツ戦の連勝が日本サッカーの“ターニングポイント”になるとの見方が広まっている。ドイツは勝てる相手だというメッセージを次世代に植えつけることができるからだ」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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