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平畠啓史チョイス“至極の11人”|3人を選んだ鹿島からMVPをセレクト。カンテの喜び時間差攻撃はハマる【J1月間ベストイレブン8月】

カテゴリ:Jリーグ

平畠啓史

2023年08月31日

2人分、3人分の仕事ができる毎熊

平畠氏が選出した8月のJ1月間ベストイレブン。MOMは鹿島のDF植田だ。(C)SOCCER DIGEST

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 芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。8月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。

――◆――◆――

 7月後半は中断があり、移籍も活発だった印象。新しい戦力も加えたなかでのJ1の8月は4試合。GKは鹿島の早川友基。4試合で2失点。安定のパフォーマンスに加え、24節の鳥栖戦終了間際、ペナルティエリア内で鳥栖の長沼洋一がクロス。味方の舩橋佑が触り、ボールは角度を変えてゴール方向に向かった。

 至近距離で角度が変わりオウンゴールの可能性もあったが、早川は素早く反応しチームを救った。早川の特筆すべきポイントはセービングの技術とともにキックの正確性。ビルドアップ時のキックが見事に味方に収まる。

 相手の陣形と味方のポジショニングを即座に判断し、正確なキックで攻撃の起点となる。グラウンダーで中央を通し、浮き球で前線から降りてきたFWの胸もとへパスを送る。早川のキックの正確さはスタジアムで見たほうが分かりやすい。スタジアムで見るべきゴールキーパーの一人。

 右サイドバックはC大阪の毎熊晟矢。攻撃時のポジショニングが絶妙。インサイドに入って、ジョルディ・クルークスを平行の位置でサポートし、時にはスプリントから、いわゆるポケットの位置に走りこむ。ボランチと同じ高さに立って、味方をサポートし、いつの間にかゴール前に現われる。2人分、3人分の仕事ができるサイドバックだ。
 
 左サイドバックは名古屋の森下龍矢。働くエリアがサイドにとどまらず、ゴール前に侵入し、8月は2得点。プレーの可能性がさらに広がっている。

 センターバックは鹿島の植田直通と柏の犬飼智也。対人の強さ、カバーリングの速さでディフェンスラインに堂々君臨の植田。攻撃時のCKの関川郁万、鈴木優磨、植田と居並ぶ姿は漢(おとこ)感満点。鹿島伝統のセンターバック正統後継者である。

 苦しいチーム状況の柏に浦和から加わった犬飼は、ディフェンスラインだけでなくチーム全体に安心感を与えている。25節・広島戦の43分。中野就斗のシュートに対するスライディングゴールカバーは圧巻。スライディングのタイミングが素晴らしかった。

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