UAEのエミレーツ・クラブでプレーする元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長に苦言を呈した。

　スペインの初優勝で幕を閉じた女子ワールドカップ。この決勝戦後、ルビアレス会長が表彰式の壇上で、優勝したスペイン女子代表FWジェニファー・エルモソを抱きしめた後、頭を押さえて口にキスをした。

　この行為が大きな問題に。SNS上では、「今すぐ辞任しろ」がスペイン国内でトレンドに入りするなど、非難の声が殺到した。

　これにイニエスタも言及。自身のX（旧ツイッター）で次のように発信した。
【動画】「セクハラだ」と批判殺到！スペイン女子10番の唇にキス＆股間を触るパフォーマンスをするルビアレス会長

「今週の出来事の後、私はひとりの人間として、３人の娘の父親として、夫として、そしてサッカー選手として、私たちのサッカー界とスペイン女子代表チームの周りで起きている出来事に悲しみを表明したい。

　ワールドカップ優勝という偉大な節目に泥を塗った今回のような行為は、決して許されるものではない。彼女たちがプレーした素晴らしい大会、そして、彼女たちが私たちに教えてくれた素晴らしいサッカーが語られないことを目の当たりにして、代表チームの選手たちが今どんな思いでいるのか、私には想像もできない。多くの選手たちが長い年月をかけて築き上げてきた美しい物語が汚されてしまったことが残念でならない。

　それどころか、自らの地位にしがみつき、自らの振る舞いが容認できないものであることを認めず、世界における我が国と我が国のサッカーのイメージを傷つけている会長に我慢しなければならないのだ」

　なお、国際サッカー連盟（FIFA）は８月26日、ルビアレス会長に90日間の資格停止とする暫定処分を発表している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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