注目された大型移籍の実現が、古橋亨梧の去就に影響する可能性はあるのだろうか。

　トッテナムのハリー・ケインがバイエルンへ移籍した。長年クラブを支えてきたキャプテンが、ついに新たな挑戦へ乗り出すことを決意した。

　巨額の移籍金を手にしても、大きな戦力ダウンとなるのは言うまでもない。当然、トッテナムがアンジェ・ポステコグルー監督に新たなストライカーを用意するのかが注目される。

　そこで再び名前が挙がったひとりが、指揮官の愛弟子である古橋だ。今夏、セルティックとの契約を延長した日本代表FWだが、ポステコグルーの移籍以降、たびたびトッテナム行きが噂になった。

　元スコットランド代表のパット・ネビンは、『SportingPost』で「キョウゴが去れば、セルティックの心は砕かれる。新契約を結んだばかりなのは良いことだ。だが、プレミアリーグからの誘いがあれば、断るのは難しいだろう」と話した。

「彼が行くとしたらスパーズになるだろう。それは明らかだ。ケインが移籍すれば、彼らはつなぎができる天性のゴールスコアラーが必要となる。アンジェは彼と以前仕事しているので、彼のことはすべて知っているはずだ」

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　チェルシーやエバートンなどでプレーした59歳は「キョウゴはケインと同じレベルではない。より軽い。ケインはワールドクラスだ。キョウゴはまだトップリーグでそうであることを示さなければいけない」と指摘しつつ、こう続けている。

「だが、キョウゴに得点機会を与えれば、彼はゴールを決めるだろう。アンジェはそれを知っているはずだ。私はスコットランドで見続けたいが、彼がスパーズに行ってもショックを受けることはない」

　ケインの移籍を想定していたというポステコグルーは、次にどんな手を打つのか。進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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