近年の日韓戦は、日本の優位が続いている。A代表だけでなく、各年代別代表でもその傾向は顕著で、直近の５試合ですべて３－０の快勝を収めている。

　そんななか、韓国紙『中央日報』は「昨年のカタール・ワールドカップで16強に上がるなど、それなりに前進している韓国サッカーがなぜ日本との対戦だけ次々に大敗するのか」と問題提起。日韓戦に選手か指導者として参加した経験があるサッカー関係者30人に「どうしてこうなったのか」と質問したところ、80％に当たる24人が「日本に追い越された」と認めたという。

　同メディアは、その関係者の次のような声を紹介している。

「韓国サッカーは10年前から日本に追い越されている。ずっと前から内容も結果も負けていた」（現役時代に日韓戦で２ゴールを記録したチェ・スンホ水原FC団長）

「日本は『世界に向けて出て行く。その前に韓国を超えなければならない』と口癖のように話していた。反面、我々は韓日戦で数回に一度勝つことで様々な問題点を繕ってきた」（Jリーグでプレーしたホン・ミョンボ蔚山現代監督）

「年代別代表が５連続で０－３の敗北を喫したのは深刻な危険信号」（パク・ソンファ元オリンピック代表監督）

「過去には１対１で日本選手にボールを奪われると、必死に追いかけた。最近では遠く離れて立っている選手たちもいる。むしろ日本の方が戦略的に幼い頃から根性を強調する雰囲気がある」（キム・ハクボム元オリンピック代表チーム監督）

【PHOTO】華やかにピッチで躍動！豪州＆NZ女子W杯、美女プレーヤーを特集！

　さらに、「両国の格差が起きた最大の理由として、半分に近い14人（46％）が底辺の差を挙げた。登録選手は、韓国（11万6000人）が日本（82万6000人）の８分の１に過ぎない」指摘。こう続けている。

「韓国の幼少年のサッカーチームが1000にもならないのとは異なり、日本は１万5000にも及ぶ。匿名希望のサッカー関係者は『１万人の中から11人を選ぶよりも100万人の中から選ぶほうが良い選手が出る確率が高い』と語った」

　同紙は、８人（28％）が「勝利と結果だけを強調する韓国式指導」を挙げたとも報じたうえで、こう締め括っている。

「アンケートに応じたサッカー関係者のうち24人は、敗北を重ねても、日本と真剣勝負する機会を増やさなければならないと助言した。うち一人は『（韓日戦を回避するのは）大きな病気が出るのか恐れて健康検診を避けるようだ。日本というライバルを通じて、我々の現在の位置を確認できるというのは恩恵に近い』と話した」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「格差は大きい」28人対136人。日韓の“欧州組の差”に韓国メディアが愕然！「我々が２チーム作るなら、日本は12チームもできる」

「日本は成長、韓国は井の中の蛙」男女代表の“日韓の差”に韓メディアが悲観！「明らかに押されている」

「こんなチームに負けたのか？」モロッコの０－４惨敗に、GSで敗れた韓国のファンが嘆き！「フランスとやったら、どれだけボコられるんだ？」