昨シーズンに悲願のチャンピオンズリーグ優勝を果たし、歴史的な３冠を達成したマンチェスター・シティが、世界を代表する強力なチームであることは言うまでもない。

　ただ、地元メディア『Manchester Evening News』は、シティが「おそらくはわずかながら」としつつ、シティが「後退」したと報じている。

　この夏、シティはイルカイ・ギュンドアンがバルセロナへ、リャド・マハレズがサウジアラビアに去った。Manchester Evening Newsは、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームが、両選手の退団に対応できるとしたうえで、昨季からの戦力ダウンであることは否定できないと指摘した。

　そこで同メディアが注目したのが、昨季のプレミアリーグでデビューシーズンながらブライトンで大ブレイクした三笘薫だ。

　Manchester Evening Newsは「マハレズがいなくなり、シティはダイナミックさを失った。移籍市場が終わる前に、その穴を埋めることを考えるべきだ。その代役となり得るひとりが、カオル・ミトマである」と報じた。

「日本のセンセーションは昨季、イングランドを席捲し、10得点・８アシストで卓越したデビューシーズンを楽しんだ（得点の多くがファンタスティックなゴールだった）。ミトマは電光石火のスピード、相手が途方に暮れるほどのスキル、ファイナルサードでのキラータッチを見せてきた」

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「ミトマはマハレズ不在でシティが失う、まさに試合を変えるような攻撃力を持つ。基本的に左ウイングだが、かつて右でプレーしたこともあり、シティの右で何も問題なくプレーできそうだ。ジャック・グリーリッシュの素晴らしいカバーにもなり、フィル・フォデンを再びサイドで起用する必要がなくなる」

　同メディアは「シティが主に集中しているのは、ヨシュコ・グバルディオル獲得による守備の選択肢の強化だ」と続けている。

「だが、新たなFWが必要と決断すれば、グアルディオラはすでに誰が最高の候補かを知っている」

　グアルディオラ監督は先日、日本ツアー中に三笘を絶賛していた。いずれ、シティにステップアップする可能性はあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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