川崎の鬼木達監督が語ったバイエルンのクオリティ。0-1の惜敗ながら感じた差とは

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2023年07月30日

ボールを奪えるシーンもあったが

選手たちを叱咤激励する鬼木監督。勝利を目指してバイエルンに挑んだ。(C)SOCCER DIGEST

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「勝てるチャンスはあったと思います。やっぱり勝負に対してはそのチャンスを生かしたかったなと。チャレンジという面では多くの選手がチャレンジしてくれましたが、もっと若い選手にも思い切ってやってほしかったという想いもありますが、どちらにしても次の天皇杯、リーグ戦につなぐことが大事なので、意識してやっていきたいです」

 7月29日、国立競技場で行われたバイエルン戦に0-1で敗れたあと、川崎の鬼木達監督はこう試合を振り返った。

 指揮官は「実際に強度というところでは、自分たちが積極的にいけた時には相手に大きなプレッシャーを与え、ボールを奪えていたと思います」と手応えを口にする。

 ただ、「奪ったあとにどれだけボールを動かせるか。1個、2個動かせれば、相手のインテンシティを負の状態にできると言いますか、ただ取ったあとに奪い返されてしまう。その回数が多かったと感じます」と悔しそうにも語った。
 
 そしてドイツ王者との差。それはどこにあったのか。

「強度の高いなかでしっかり技術があるところだと思います。自分たちもスピード感をもったなかで、どれだけ技術を見せられるか。ちょっとのところですが、質のところの差がゲームに影響したと思います。

 外から見ていると、非常にスペースがあるように思いましたが、選手たちのなかでまだまだボールを動かせる感覚があるなかで、実際にはそこで失っているシーンが多いので、そこの最後のクオリティの差を感じました」

 強度、スピードが上がったなかで、どれだけ技術力を発揮きるか。川崎が改めて追い求めるのはそこになりそうだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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