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現地での女子W杯の盛り上がりは? なでしこ滞在地では街中の装飾もあまり見かけず…タクシードライバーは「君が初めてだ」

カテゴリ:女子サッカー

渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

2023年07月18日

到着後の交流会には450人ほどが参加

なでしこジャパンの練習場にも特別な装飾は見られなかった。(C)SOCCER DIGEST

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 なでしこジャパンは7月16日、ワールドカップ期間中のベースキャンプ地であるニュージーランドのクライストチャーチに到着した。

 同日、空港では多くの現地在住の日本人が詰めかけ、その後に行なわれた交流会は計450人ほどが参加したという。

 そんな情報を見ながら、“世界的なイベント”の盛り上がりも期待して、記者も2日遅れで現地入りした。

 しかし、オークランドの空港内では一部、女子W杯の装飾が施されていたものの、国内便を乗り継いで向かったクライストチャーチでは、ほぼ皆無。空港出口のデジタルサイネージに一瞬、日本代表の姿が映っただけだった。

 ニュージーランド在住の中華系タクシードライバーのヤンさんに話を聞くと、「ワールドカップで来たという乗客は君が初めてだ」とのこと。

 なでしこたちの練習場となるスタジアムを訪れてみても、15時前後で周囲を歩いている人はおらず、ひっそりとしていた。
 
 ニュージーランドの試合開催都市は、オークランド、ダニーデン、ハミルトン、ウェリントンの4か所。日本が拠点とするクライストチャーチでは試合がないことも影響しているのだろうか。

 国を挙げてのバックアップや、コンパクトな開催で盛り上がりを見せた昨年の男子のカタールW杯と比べると、何とも寂しいが...。

 9回目の女子W杯は、出場枠が増加し32か国が参加する。賞金総額も4年前の前回大会に比べて、3倍以上の約154億円と、大幅にアップした。

 史上最大の女子サッカーのイベントは成功するのか。

 C組の日本はグループステージでザンビア(7月22日)、コスタリカ(同26日)、スペイン(同31日)と対戦する。なでしこジャパンの活躍とともに、滞在地のクライストチャーチでの盛り上がりも期待したい。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト特派)

【PHOTO】到着後にセレモニーで歓迎!なでしこジャパンが決戦の地・ニュージーランドに到着!

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