フランクフルトを契約満了で退団した鎌田大地は、一時は目前とされたミラン加入が「EU圏外選手獲得枠」の問題で行き詰った。「破談した」との現地報道もある。
ただ、フリーで獲得できるため、引く手あまたなのは間違いない。実際、ローマ、ナポリ、インテル、トッテナム、ニューカッスル、レアル・ソシエダ、ドルトムントなどからの関心が取り沙汰されている。
イタリアメディア『TUTTOmercatoWEB』によれば、ターゲットにしていたラツィオのMFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチをサウジアラビアに奪われたユベントスも争奪戦に加わったという。
ユベントスの専門サイト『JMANIA』は「カマダはミランに誘惑され、見捨てられた」とし、「カマダのアイデアはユーベの移籍市場にも現れている。日本人はまであと一歩のところまでミランに迫っていたが、ミランが手放したため、今ではあらゆる制約から解放されている。ユーベはインテル、ローマ、ナポリ(との争奪戦)に加わる」と伝えている。
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「ユーベはインテル、ローマ、ナポリに加わる」
一方で、ミランの専門サイト『Milan Press』は、鎌田が赤黒軍団に加入する可能性は消えていないとしている。
「『Tuttosport』が報じたところによると、ミランはメディ・タレミに魅了されているという。イラン代表FWの評価額は2500万ユーロだが、選手の年齢(7月18日で31歳になる)と2024年6月に契約が満了することから、ミラン側はこの金額を使うつもりはない」
「サミュエル・チュクウェゼも2024年に契約が満了するが、今のところビジャレアルは彼をミランに売るつもりはない。利用可能なEU圏外枠は1つだけであり、両選手は輝かしいミランのシャツを着るために戦う準備ができている。その後ろには、最後の枠を獲得することを望んで待ち続けるカマダが残っている」
今夏にミランがイタリア国外から獲得できるEU圏外国籍の選手は、ルール上で最大2人までとなっており、チェルシーからイングランド代表MFルベン・ロフタス=チークを補強したため、残りは1つとなった。現在はタレミとチュクウェゼを天秤にかけ、その両方が獲得できなかった場合は鎌田、という優先順位のようだ。
ただ、日本代表MFがそれまで待てるかは分からない。チャンピオンズリーグに出場できるクラブからそれなりのオファーが届けば、サインする可能性は十分にある。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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