「日本は自分たちの長所に強い闘争心を結びつけた」
韓国国内では議論百出のようだ。
現地7月1日、タイで開催されていたU-17アジアカップは最終日を迎え、決勝で日本と韓国が対決。同大会ファイナルで初めて顔を合わせた両国は序盤から一進一退の攻防を繰り広げた。
迎えた前半終了間際、激しくゲームが動く。日本はFW道脇豊が裏へ抜け出そうとしたところで相手CBコ・ジョンヒョンのファウルを受ける。これが警告2枚目となって韓国は10人に。そこで得た直接FKをMF名和田我空が鮮やかに敵ゴールに蹴り込んで、日本が先制に成功する。
後半も主導権を握り続けた日本は、66分に流れるようなパスワークからふたたび名和田がゴールを奪ってリードを広げると、90+6分には一発のカウンターから道脇も得点を挙げてダメ押し。3-0の快勝を収め、2大会連続4度目のアジア制覇を成し遂げた。
やはり韓国サイドからは、コ・ジョンヒョンへの警告は厳しすぎるジャッジだったという意見が噴出した。加えて、先制点のFKの位置がファウルした地点よりかなりゴール寄りだった点や、83分にFWキム・ミョンジュンがペナルティエリア内で日本のGKに倒されたように見えたが、PKが与えられなかった点、それを受けて首にかけていたパスを地面に叩きつけたビョン・ソンファン監督へのイエローカードなど、タイ人主審への非難が後を絶たない。
そんななか、全国紙『スポーツソウル日本語版』は冷静な見解を示した。「韓国サッカー、“日韓戦0-3大敗”の惨劇ふたたび…無闇な『判定批判』より先に改善すべき国内の現状」と銘打ち、根深い改善点に関して論じた。
同紙は「さまざまな悪材料もあって日韓戦で大敗したとはいえ、それを『判定のせい』とだけ解釈するには無理があるという見解も多い。数的不利が試合の流れに決定的な影響を及ぼしたのは事実だが、韓国は後半序盤、日本の攻勢に対応できず追加点を与えた」と指摘する。
現地7月1日、タイで開催されていたU-17アジアカップは最終日を迎え、決勝で日本と韓国が対決。同大会ファイナルで初めて顔を合わせた両国は序盤から一進一退の攻防を繰り広げた。
迎えた前半終了間際、激しくゲームが動く。日本はFW道脇豊が裏へ抜け出そうとしたところで相手CBコ・ジョンヒョンのファウルを受ける。これが警告2枚目となって韓国は10人に。そこで得た直接FKをMF名和田我空が鮮やかに敵ゴールに蹴り込んで、日本が先制に成功する。
後半も主導権を握り続けた日本は、66分に流れるようなパスワークからふたたび名和田がゴールを奪ってリードを広げると、90+6分には一発のカウンターから道脇も得点を挙げてダメ押し。3-0の快勝を収め、2大会連続4度目のアジア制覇を成し遂げた。
やはり韓国サイドからは、コ・ジョンヒョンへの警告は厳しすぎるジャッジだったという意見が噴出した。加えて、先制点のFKの位置がファウルした地点よりかなりゴール寄りだった点や、83分にFWキム・ミョンジュンがペナルティエリア内で日本のGKに倒されたように見えたが、PKが与えられなかった点、それを受けて首にかけていたパスを地面に叩きつけたビョン・ソンファン監督へのイエローカードなど、タイ人主審への非難が後を絶たない。
そんななか、全国紙『スポーツソウル日本語版』は冷静な見解を示した。「韓国サッカー、“日韓戦0-3大敗”の惨劇ふたたび…無闇な『判定批判』より先に改善すべき国内の現状」と銘打ち、根深い改善点に関して論じた。
同紙は「さまざまな悪材料もあって日韓戦で大敗したとはいえ、それを『判定のせい』とだけ解釈するには無理があるという見解も多い。数的不利が試合の流れに決定的な影響を及ぼしたのは事実だが、韓国は後半序盤、日本の攻勢に対応できず追加点を与えた」と指摘する。
そのうえで、次のように論調を展開した。
「韓国サッカーはかつて、ライバルの日本と対戦すれば、強力な闘争心と勝負所でのストライカーの“一発”で優位を見せてリードしてきた。しかし、近年は“ビルドアップ”を掲げて過去の日本のようにパス中心の“綺麗なサッカー”を好み、激しいフィジカルコンタクトを避ける現象が目立つ。そのため、以前のような競争力を見せられていないという専門家の見解も多く出た。逆に、日本は自分たちの長所に強い闘争心を結びつけ、韓国を無力化することに成功している」
そして、「昔のやり方を再びさせようというわけではないが、根本的な対策が必要だという声が出ているのは事実だ」と強調し、「日本と比べてサッカーの底辺が急激に衰えている現状では、まずはエリート選手を体系的に管理するシステムの構築が必須だ。システムの再整備なくして、日韓のサッカー格差を埋めることはできない。むしろ、すべての年代でさらに日本との差が広がりかねない憂慮があるいま、韓国サッカー界には抜本的な改革が求められている」と主張した。
なお、今大会でベスト4に進出した日本、韓国、ウズベキスタン、イランの4か国は、今年11月にインドネシアで行なわれるU-17ワールドカップの出場権を獲得した。ちなみに5月に行なわれたU-20ワールドカップでは、日本がグループステージ敗退に終わったのに対して、韓国は準決勝進出を果たして4位に食い込んでいる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「韓国サッカーはかつて、ライバルの日本と対戦すれば、強力な闘争心と勝負所でのストライカーの“一発”で優位を見せてリードしてきた。しかし、近年は“ビルドアップ”を掲げて過去の日本のようにパス中心の“綺麗なサッカー”を好み、激しいフィジカルコンタクトを避ける現象が目立つ。そのため、以前のような競争力を見せられていないという専門家の見解も多く出た。逆に、日本は自分たちの長所に強い闘争心を結びつけ、韓国を無力化することに成功している」
そして、「昔のやり方を再びさせようというわけではないが、根本的な対策が必要だという声が出ているのは事実だ」と強調し、「日本と比べてサッカーの底辺が急激に衰えている現状では、まずはエリート選手を体系的に管理するシステムの構築が必須だ。システムの再整備なくして、日韓のサッカー格差を埋めることはできない。むしろ、すべての年代でさらに日本との差が広がりかねない憂慮があるいま、韓国サッカー界には抜本的な改革が求められている」と主張した。
なお、今大会でベスト4に進出した日本、韓国、ウズベキスタン、イランの4か国は、今年11月にインドネシアで行なわれるU-17ワールドカップの出場権を獲得した。ちなみに5月に行なわれたU-20ワールドカップでは、日本がグループステージ敗退に終わったのに対して、韓国は準決勝進出を果たして4位に食い込んでいる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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参照元●スポーツソウル日本語版
韓国サッカー、“日韓戦0-3大敗”の惨劇再び…むやみな「判定批判」より先に改善すべき国内の現状