メッシ、ブスケッツ同様にバルサで替えが効かない存在とは。

高いフィジカルを擁し、技術、戦術理解力においても非凡さを見せているトーマス。 (C) Getty Images

今や欧州中のビッグクラブから熱い視線を注がれているシメオネ監督。 (C) Getty Images
◇NO.1
リーガでは稀少な得点力の高い若きMF
――トーマス(A・マドリー)
リーガ後半戦の注目株、まずはアトレティコ・マドリーを首位に押し上げる決勝点を決めたMFトーマス・パーテイだ。
リーガで現在、最も乗っている選手のひとり。「ヤヤ・トゥーレを目指している」というように志も高く、身体能力はもちろんのこと、足元のテクニックも平均点以上、加速のスピードも兼ね備えたスケールの大きなMFである。
一般的にリーガのMFはパサーに偏りがちで、英国的な相手のボックスを狙って飛び込んでいく選手は限られるが、トーマスは数少ない得点力のあるMFだ。
チアゴの戦線離脱で巡ってきたチャンスを掴んだ22歳、後半戦、これまで同じレベルのパフォーマンスを続ければ、夏のビッグクラブ移籍も十分にありうる。
◇NO.2
最も高い評価を得る首位クラブの指揮官
――シメオネ監督(A・マドリー)
そんなトーマスの成長に欠かせないのが、A・マドリーの指揮官・シメオネだ。
気がつけば、A・マドリーはレアル・マドリー、バルセロナの2強を上回って現在、首位につけている。
サウール・ニゲスやアンヘル・コレア、そしてトーマスらを一人前に育て上げた指導者としての能力ももちろん、采配面や勝負強さでも、ラファエル・ベニテス(R・マドリー)やルイス・エンリケ(バルサ)を上回り、リーガで最も評価される存在になっている。
今冬にマティアス・クラネビッテル(←リーベル)、アウグスト・フェルナンデス(セルタ)を獲得するなど、知的な補強を続けるクラブ強化部との関係も非常に良く、サポート体制も万全。シメオネとA・マドリーの充実した後半戦が見られそうだ。
◇NO.3
日に日に存在感を強める世界王者の点取り屋
――スアレス(バルセロナ)
首位を明け渡したバルサでは、昨年末のクラブワールドカップでMVPに輝いたルイス・スアレスの献身が、後半戦も鍵を握る。
前線から走り回って守備でも貢献し、エリア内では高い決定力も誇るなど、リオネル・メッシやセルヒオ・ブスケツ同様、もはやバルサにとって替えが効かない選手になっている。
昨シーズンのバルサの終盤戦における好調は、終盤戦からのスアレスの好調に起因していた。今年も、春先のスアレスには要注目である。
このウルグアイ産ストライカーがどれだけゴールを積み上げられるかに、バルサの連覇の成否は懸かっている。
リーガでは稀少な得点力の高い若きMF
――トーマス(A・マドリー)
リーガ後半戦の注目株、まずはアトレティコ・マドリーを首位に押し上げる決勝点を決めたMFトーマス・パーテイだ。
リーガで現在、最も乗っている選手のひとり。「ヤヤ・トゥーレを目指している」というように志も高く、身体能力はもちろんのこと、足元のテクニックも平均点以上、加速のスピードも兼ね備えたスケールの大きなMFである。
一般的にリーガのMFはパサーに偏りがちで、英国的な相手のボックスを狙って飛び込んでいく選手は限られるが、トーマスは数少ない得点力のあるMFだ。
チアゴの戦線離脱で巡ってきたチャンスを掴んだ22歳、後半戦、これまで同じレベルのパフォーマンスを続ければ、夏のビッグクラブ移籍も十分にありうる。
◇NO.2
最も高い評価を得る首位クラブの指揮官
――シメオネ監督(A・マドリー)
そんなトーマスの成長に欠かせないのが、A・マドリーの指揮官・シメオネだ。
気がつけば、A・マドリーはレアル・マドリー、バルセロナの2強を上回って現在、首位につけている。
サウール・ニゲスやアンヘル・コレア、そしてトーマスらを一人前に育て上げた指導者としての能力ももちろん、采配面や勝負強さでも、ラファエル・ベニテス(R・マドリー)やルイス・エンリケ(バルサ)を上回り、リーガで最も評価される存在になっている。
今冬にマティアス・クラネビッテル(←リーベル)、アウグスト・フェルナンデス(セルタ)を獲得するなど、知的な補強を続けるクラブ強化部との関係も非常に良く、サポート体制も万全。シメオネとA・マドリーの充実した後半戦が見られそうだ。
◇NO.3
日に日に存在感を強める世界王者の点取り屋
――スアレス(バルセロナ)
首位を明け渡したバルサでは、昨年末のクラブワールドカップでMVPに輝いたルイス・スアレスの献身が、後半戦も鍵を握る。
前線から走り回って守備でも貢献し、エリア内では高い決定力も誇るなど、リオネル・メッシやセルヒオ・ブスケツ同様、もはやバルサにとって替えが効かない選手になっている。
昨シーズンのバルサの終盤戦における好調は、終盤戦からのスアレスの好調に起因していた。今年も、春先のスアレスには要注目である。
このウルグアイ産ストライカーがどれだけゴールを積み上げられるかに、バルサの連覇の成否は懸かっている。