キャプテンの辻には「木ではなく森が見えていた」。ボランチの前田は「小さな大巨人」。
初芝橋本との1回戦に続き、札幌大谷との2回戦も完封勝利。現役時代は「Mr.グランパス」と呼ばれ、現在は中京大中京を率いる岡山哲也監督は、今回の快進撃の立役者でもある“1年生コンビ”の活躍に頬を緩めた。
「試合前、お前ら暴れて来いと言ったら、本当にそうなった。頼もしいです。本山はサッカー小僧だから、プレーに制限を与えるのではなく、常にフリーでやれと言っています。ゴールへの嗅覚を持っている子なので。井村は、初芝橋本戦のゴールが持ち味。今日もCBの脇を突いて、上手くゴールに絡んでくれたと思います」
札幌大谷との一戦ではキャプテンの辻がセンターサークル付近から超ロングシュートを決めたが、岡山監督に言わせれば「シーズン中、昨季もああいうゴールはあるので、驚きはありませんでした」。
ただ、選手権でのゴールという意味ではサプライズだったという。
「この選手権のあの場面で決めたのは驚きでした。初芝橋本との試合後、本人は『周りが全然見えていませんでした』と言っていましたが、今日は木ではなく、森が見えていたのかなと思います」(岡山監督)
辻のプレーに代表されるように、1回戦を戦っていたぶん、リラックスできた部分はあった。岡山監督は言う。
「リラックスできた部分はあったかな。特にボランチの前田なんかは。昨日は良くありませんでしたが、今日は小さな大巨人ですね。ピンチの芽をことごとく潰して、身体を張れる。本当に逞しかった。(今大会)2試合目ということで普段以上のパフォーマンスをしてくれましたね」
ここまで順調に勝ち進んでいる中京大中京だが、ベストと言えるメンバーで戦っているわけではない。ゴール前の勝負強さが武器の石川は、怪我でスタメンから外れている。
「今は一生懸命リハビリをしています。10分ぐらいはできるので、ここぞという時に使いたい。本人はやる気満々です」(岡山監督)
もしかすると、次の試合では石川に出番が回ってくるかもしれない。なにしろ3回戦の相手は、大会連覇を狙う星稜だ。
「明日のことは不安で仕方ない。ただ、僕が高校サッカー界に来てから、(星稜の)河﨑監督にはいろいろ声をかけていただいているので、ようやく河﨑監督と試合ができるという点では喜びがある。全力で戦いたい」
「試合前、お前ら暴れて来いと言ったら、本当にそうなった。頼もしいです。本山はサッカー小僧だから、プレーに制限を与えるのではなく、常にフリーでやれと言っています。ゴールへの嗅覚を持っている子なので。井村は、初芝橋本戦のゴールが持ち味。今日もCBの脇を突いて、上手くゴールに絡んでくれたと思います」
札幌大谷との一戦ではキャプテンの辻がセンターサークル付近から超ロングシュートを決めたが、岡山監督に言わせれば「シーズン中、昨季もああいうゴールはあるので、驚きはありませんでした」。
ただ、選手権でのゴールという意味ではサプライズだったという。
「この選手権のあの場面で決めたのは驚きでした。初芝橋本との試合後、本人は『周りが全然見えていませんでした』と言っていましたが、今日は木ではなく、森が見えていたのかなと思います」(岡山監督)
辻のプレーに代表されるように、1回戦を戦っていたぶん、リラックスできた部分はあった。岡山監督は言う。
「リラックスできた部分はあったかな。特にボランチの前田なんかは。昨日は良くありませんでしたが、今日は小さな大巨人ですね。ピンチの芽をことごとく潰して、身体を張れる。本当に逞しかった。(今大会)2試合目ということで普段以上のパフォーマンスをしてくれましたね」
ここまで順調に勝ち進んでいる中京大中京だが、ベストと言えるメンバーで戦っているわけではない。ゴール前の勝負強さが武器の石川は、怪我でスタメンから外れている。
「今は一生懸命リハビリをしています。10分ぐらいはできるので、ここぞという時に使いたい。本人はやる気満々です」(岡山監督)
もしかすると、次の試合では石川に出番が回ってくるかもしれない。なにしろ3回戦の相手は、大会連覇を狙う星稜だ。
「明日のことは不安で仕方ない。ただ、僕が高校サッカー界に来てから、(星稜の)河﨑監督にはいろいろ声をかけていただいているので、ようやく河﨑監督と試合ができるという点では喜びがある。全力で戦いたい」