パリ・サンジェルマンに所属するキリアン・エムバペの去就を巡るメロドラマが急展開を見せている。
パリSG関連のニュースを取り扱う『PSG COMMUNITY』が6月22日、パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長が、エムバペ側に契約延長か今夏に退団かの2択を迫る最後通牒を突きつけたと報じた。
6月12日にエムバペがクラブに書簡を送り、24年6月で満了となる現行契約を延長しない旨を伝えていた。ただ、23-24シーズンはパリSGに残留することも明言していて、現状だと契約満了の半年前の24年1月以降はどのクラブとも公に交渉することができるようになる。
クラブはこのエムバペの行為を重大な裏切りと受け取ったようだ。今月22日にエムバペ側の代表とアル・ケライフィ会長の側近による緊急会議が行なわれ、エムバペ側にトレーニング再開前に決断を下すように伝えたという。
リミットはトレーニング再開まで
同メディアは、エムバペが退団した場合の新天地としてレアル・マドリーを挙げた。すでに水面下でクラブ間での交渉は進んでいるようで、移籍金は2億5000万ユーロ(約350億円)+ボーナス5000万ユーロ(約70億円)になると言われている。
契約が成立すれば17年夏にネイマールがバルセロナからパリSGへ移籍した際に記録した2億2200万ユーロ(約310億8000万円)を上回る史上最高額での移籍となるのはほぼ間違いない。
パリSGは7月4日にトレーニングを再開する予定で、それまでにエムバペがどんな決断を下すか、一挙手一投足に注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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