日本代表は６月シリーズでエルサルバドル（豊田スタジアム）、ペルー（パナソニックスタジアム吹田）を迎え、それぞれ６－０、４－１で快勝を収めた。２戦10発と圧倒的な攻撃力を見せつけたと言えるが、SNS上では相手のレベルの低さを指摘する声も少なくない。

　いったい、どんなチームとの対戦を求めているのか――。エルサルバドル戦前に豊田スタジアムを訪れたサポーターおよそ100人に直撃。９月にはすでに発表されたドイツ戦と、もう１試合が組まれる予定となっているなか、「ずばり９月にどこの国との試合が見たい？」と尋ねてみた。

　やはりと言うべきか、最も多かったのはリオネル・メッシを擁し、カタール・ワールドカップを制したアルゼンチンだ。「やっぱりメッシ」「日本の守備がどれだけ抑えられるか」「世界一とやって今の立ち位置が知りたい」といった声が上がった。

　世界王者以外では、ブラジル、フランス、クロアチア、スペイン、韓国、イングランドなどが複数票を獲得。理由は次のようなものだった。

「勝ったことがない際どいところがいい」
「今のメンツでブラジル」
「特にネイマールが見たい」
「フランス。エムバペがいるから」
「クロアチアにやり返したい」
「リベンジに燃えるスペイン」
「１番熱いのは韓国だよね」
「最近対戦してないイングランド」
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“強豪国”以外で、傾向として感じられたマッチメイクの条件は、スーパースターの存在だ。事実、多くの人が二言目には「誰々がいるから」と口にしたほか、カタール・ワールドカップの出場も逃し、レベルはやや未知数なノルウェーを挙げる人が４人もいた。

　その理由はもちろん、今季マンチェスター・シティで52発を叩き込んだ怪物、アーリング・ハーランドだ。「ハーランドってどこだっけ？」という逆質問から、「ハーランドを見てみたい」「ハーランドを抑え込む姿が見たい」という熱いリクエストを承った。

　勢いに乗る森保ジャパンは９月決戦で、ドイツに加え、どこと相まみえるか。ちなみに後日、日本代表のスーパーレジェンド釜本邦茂氏に話を伺う機会があり、同じ質問をぶつけてみたところ、返ってきた答えは「アルゼンチンだろうね」だった。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

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