指揮官に続き、エースまで引き抜かれるのか。セルティックのサポーターは戦々恐々としている。

　アンジェ・ポステコグルー監督が就任したトッテナムは、指揮官の愛弟子を獲得するのではないかと騒がれている。この２シーズン、ポステコグルーの下でセルティックに多くのゴールをもたらしてきた古橋亨梧だ。

　古橋はSNSで自身のゴール集動画を投稿し、英語で「なんというシーズンだっただろうか」と、サポーターにあいさつのメッセージを寄せている。

「僕とチームのみんな、スタッフを支えてくれたすべての人に感謝！この１秒１秒が大好きだった。すべての瞬間を楽しんだよ」

『The Scottish Sun』紙は、この古橋の投稿にセルティック・サポーターからは退団を懸念する声が上がったと報じている。

「これでサヨナラってこと？」
「これがさよならじゃないことを願う」
「オレを見捨てるなんて考えもしないでくれよ」
「やめてくれよって日本語でなんていうんだ？」
「キョウゴ、来シーズンもまたセルティックで…だよね？だよね？だよね？」
 

　ピッチでのパフォーマンスに加え、そのキャラクターからも愛されていた古橋だけに、残留を願うサポーターは多いだろう。一方で、自身をよく知る指揮官と一緒にプレミアリーグに挑戦できるのはまたとない機会でもある。

『GIVE ME SPORT』は、ポステコグルーが獲得に動くべき４選手のひとりに古橋を選出。「Sun紙はトッテナムが2500～3000万ポンド（約41億3000万～49億5000万円）を用意しなければいけないと報じた。今季のセルティックでの出来栄えを見れば、まったくのお買い得だ」と報じた。

「リーグ戦31試合23得点で、フルハシはポステコグルーのスコットランドにおける最大の成功のひとつとなった。北ロンドンに来るのがハリー・ケインのパートナーとしてだろうが、代役としてだろうが、キョウゴは夏のマーケットで最も抜け目ない補強となるかもしれない」

　古橋にとって幸せなのは、グラスゴーに残ることなのか。ロンドンへ向かうことなのか。本人の選択が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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