日本サッカー協会は６月９日、欧州遠征中のU-22日本代表のオンライン会見を実施。背番号10を背負うMF鈴木唯人が取材に応じた。

　今回の欧州遠征で、日本は現地時間10日にU-22イングランド代表と、同14日にU-22オランダ代表と国際親善試合で相まみえる。

　ヨーロッパの強豪２か国との試合を前に、鈴木は「自分たちの力を示すこと、自分たちはやれるんだという感覚を掴むことが一番大事」と語り、「イングランドはプレミアリーグに出ている選手が多いですし、オランダも良い選手が揃っている。だからこそ自分たちがここでできれば自信になりますし、できるとも思っています。試合に勝つことで評価されると思うので、自分はそこにフォーカスしてやりたい」と続けた。
 

　昨冬に清水エスパルスからフランスのストラスブールへ期限付き移籍した鈴木は、リーグ・アンでの出場は３試合。思うように出場機会を得られなかったが、それでも自分より身体の大きい選手たちとの対戦や、日々のトレーニングなどを通じて成長を実感しているという。

　その経験を日本代表にどう還元していきたいかを聞かれると、「より点を取ること、失点をしないことを大前提として、良いサッカーをしようとか、良いゲームをしようというふうに日本のサッカーは見えてしまうので、結論は点を取って、点を取られなければ良いですし、もっとそういうところに貪欲になってやることを最近は学んでいる。そうしたことを自分から発信していきたい」とコメントした。

　また、４大会連続ワールドカップ出場の経験を持つチームメイトのGK川島永嗣からも、多くのことを学んでいる。

「永嗣さんの取り組みを見て、学ばせてもらうことは多いですが、どんな状態でも、どんな時でもやり続けることは大事だし、そこに尽きるなと感じました」

　イングランドに到着して数日が経ち、「良い状態で臨める準備はいつでもできています」と意気込む鈴木。エースナンバーに見合う活躍を見せたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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