一つひとつのプレーがクレバーで安心感がある
[J1第16節]柏4-5札幌/6月3日/三協フロンテア柏スタジアム
レイソル対コンサドーレは、両チーム合わせて9つのゴールが生まれる壮絶な打ち合いとなった。シーソーゲームを制したのは、5点を奪ったコンサドーレだ。
【動画】壮絶な打ち合い! 柏対札幌ハイライト
消化試合の違いはあるけど、コンサドーレの総得点37はリーグトップの数字。その攻撃力をいかんなく発揮したよね。レイソルの4-4-2に対して、サイドチェンジで左右に振ってスペースを作ったり、中からもコンビネーションで崩す。
ポゼッションに加えて、縦に速いシンプルな仕掛けとの使い分けも変幻自在。終了間際の決勝点は3バックの田中がゲット。前線のアタッカーや攻撃力の高い両サイドだけでなく、どこからでも点が取れる。それを証明した試合でもあったね。
アウェーゲームで、アディショナルタイムに同点に追いつかれた。普通なら、“敵地で勝点1ならOK”となるところを、コンサドーレは攻めに出る。勝ちに行く。そして、実際にそれをやり遂げる。見事だなと思った。
攻撃的なサッカーはブレないし、内容も面白い。5点を取っているけど、一方で4失点。まあ、失点場面では多少ルーズになったりと、“らしい”と言えばそうなんだけど、それでも、お金を払って見たいと思わせてくれる数少ないチームなんじゃないかな。
今季は上位進出も狙える位置につけているなかで、注目しているのはボランチの荒野。昨季は怪我もあって力を出し切れていなかったけど、今季はコンディションも良さそうだし、存在感は抜群だよ。
レイソル対コンサドーレは、両チーム合わせて9つのゴールが生まれる壮絶な打ち合いとなった。シーソーゲームを制したのは、5点を奪ったコンサドーレだ。
【動画】壮絶な打ち合い! 柏対札幌ハイライト
消化試合の違いはあるけど、コンサドーレの総得点37はリーグトップの数字。その攻撃力をいかんなく発揮したよね。レイソルの4-4-2に対して、サイドチェンジで左右に振ってスペースを作ったり、中からもコンビネーションで崩す。
ポゼッションに加えて、縦に速いシンプルな仕掛けとの使い分けも変幻自在。終了間際の決勝点は3バックの田中がゲット。前線のアタッカーや攻撃力の高い両サイドだけでなく、どこからでも点が取れる。それを証明した試合でもあったね。
アウェーゲームで、アディショナルタイムに同点に追いつかれた。普通なら、“敵地で勝点1ならOK”となるところを、コンサドーレは攻めに出る。勝ちに行く。そして、実際にそれをやり遂げる。見事だなと思った。
攻撃的なサッカーはブレないし、内容も面白い。5点を取っているけど、一方で4失点。まあ、失点場面では多少ルーズになったりと、“らしい”と言えばそうなんだけど、それでも、お金を払って見たいと思わせてくれる数少ないチームなんじゃないかな。
今季は上位進出も狙える位置につけているなかで、注目しているのはボランチの荒野。昨季は怪我もあって力を出し切れていなかったけど、今季はコンディションも良さそうだし、存在感は抜群だよ。
相手の出方をよく観察しながら、的確なポジショニングでボールを出し入れする。プレスをかけられても慌てずにパスを受けて、前を向いて展開。一つひとつのプレーがクレバーで安心感があるし、攻守の軸として、チームを力強く支えている。
レイソル戦では先制点となる強烈なミドルを突き刺して、今季2点目。目に見える結果を出して、これからまたノッていきそうだよね。
レイソルは悔しい敗戦になったと思うけど、悲観する内容ではなかったと思う。もちろん、5失点はいただけないけど、そこは監督の井原さんが今後、しっかり修正するはず。
それよりも、得点力に課題が見えるなかで、4ゴールを取れたのは、良いきっかけになると思う。これまでなかなか得点できなかった試合でも、チャンスは作っていたから。1つ勝てば、選手たちの自信にもなって、巻き返していくんじゃないかな。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、51歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。
「すごいことになってる…」大雨で埼スタ周辺が冠水、報告ショットに驚きの声「水上のスタジアムみたい」
「札幌を見るに値する、そういう試合だった」。5-4。壮絶な撃ち合い制した札幌の指揮官は満足げ「みなさんも楽しかったんじゃないですか」
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
レイソル戦では先制点となる強烈なミドルを突き刺して、今季2点目。目に見える結果を出して、これからまたノッていきそうだよね。
レイソルは悔しい敗戦になったと思うけど、悲観する内容ではなかったと思う。もちろん、5失点はいただけないけど、そこは監督の井原さんが今後、しっかり修正するはず。
それよりも、得点力に課題が見えるなかで、4ゴールを取れたのは、良いきっかけになると思う。これまでなかなか得点できなかった試合でも、チャンスは作っていたから。1つ勝てば、選手たちの自信にもなって、巻き返していくんじゃないかな。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、51歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた“40メートルFK弾”は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説者や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを研究する日々を過ごす。
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「札幌を見るに値する、そういう試合だった」。5-4。壮絶な撃ち合い制した札幌の指揮官は満足げ「みなさんも楽しかったんじゃないですか」
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