「誰も乱すようなことをしていない」
ACL王者の浦和レッズは、リーグでは他チームより消化試合が1つ少ないなかで4位につけている。際立つのが勝負強さだ。
直近のJ1第11節・サンフレッチェ広島戦では、序盤から押され気味のなかで50分に先制を許す。ただ、“3枚替え”を行なった67分あたりから主導権を取り返すと、72分に酒井宏樹、90+2分には伊藤敦樹がゴールを決めて2-1で逆転勝利を飾った。
マチェイ・スコルジャ新監督のもとで迎えた今シーズン。リーグ戦では開幕から連敗スタートとなったが、その後は復調。ACL決勝まで続いた公式戦13戦無敗など、3月以降に喫した黒星は、J1第10節のサガン鳥栖戦のみだ。
また、リーグ戦では先述の広島戦を含め、ここまで計4試合で逆転勝ちを果たしている。5月24日に行なわれたルヴァンカップの川崎戦も、先制されながらもホセ・カンテと相手のオウンゴールで試合をひっくり返した。
ビハインドを跳ね返し、勝点3を掴み取る。際立つ勝負強さの理由は、何なのか。広島戦で67分に投入され攻守で貢献したMF大久保智明は、チーム力を挙げた。自身が先発し、交代後に流れが良くなったケースもあるとして、こう見立てる。
「前半の積み重ねがあるからこそ。結果的に、後半に出ている人に良いイメージが残るけど、チームとして勝ったという感じ」
直近のJ1第11節・サンフレッチェ広島戦では、序盤から押され気味のなかで50分に先制を許す。ただ、“3枚替え”を行なった67分あたりから主導権を取り返すと、72分に酒井宏樹、90+2分には伊藤敦樹がゴールを決めて2-1で逆転勝利を飾った。
マチェイ・スコルジャ新監督のもとで迎えた今シーズン。リーグ戦では開幕から連敗スタートとなったが、その後は復調。ACL決勝まで続いた公式戦13戦無敗など、3月以降に喫した黒星は、J1第10節のサガン鳥栖戦のみだ。
また、リーグ戦では先述の広島戦を含め、ここまで計4試合で逆転勝ちを果たしている。5月24日に行なわれたルヴァンカップの川崎戦も、先制されながらもホセ・カンテと相手のオウンゴールで試合をひっくり返した。
ビハインドを跳ね返し、勝点3を掴み取る。際立つ勝負強さの理由は、何なのか。広島戦で67分に投入され攻守で貢献したMF大久保智明は、チーム力を挙げた。自身が先発し、交代後に流れが良くなったケースもあるとして、こう見立てる。
「前半の積み重ねがあるからこそ。結果的に、後半に出ている人に良いイメージが残るけど、チームとして勝ったという感じ」
大久保は今季、リーグ戦でここまでの全14試合に出場。主にスタメン起用されているなかで、途中出場したG大阪戦と広島戦では、ともにチームが逆転勝ちを収めている。「勢いをもたらしたり、盛り上げるのは、逆転で勝てているので自信にもなっている。少なからず貢献できている自覚もある」と胸を張る。
一方で、先発する選手の貢献にも言及する。
「スタメンで出ると、その難しさがある。(広島戦でスタメンだったダヴィド・)モーベルグ選手は、多分期待された活躍はできなかったと思うけど、同じポジションの立場からすると、相当難しい。タスクも多いし、相手も疲れていない」
ベンチメンバーも含め、一丸となって勝利を手繰り寄せる。ACL決勝や延期分の消化もあり、チームは連戦中だ。厳しい日程のなかでも、大久保は手応えを語る。
「中3日で試合をするのは、本当に強いチームはヨーロッパでもシーズンを通してそうだし。勝てているのも、身体が軽くなるひとつの要因。雰囲気良く進められている。何より、上手くいかない時間があっても、誰も乱すようなことをしていない。ひとつの方向に向かっていると思う」
浦和の次戦は6月4日、ホームで鹿島アントラーズと相まみえる。今季二度目の3連勝がかかる一戦で、期待に応える戦いを見せられるか。
取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
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一方で、先発する選手の貢献にも言及する。
「スタメンで出ると、その難しさがある。(広島戦でスタメンだったダヴィド・)モーベルグ選手は、多分期待された活躍はできなかったと思うけど、同じポジションの立場からすると、相当難しい。タスクも多いし、相手も疲れていない」
ベンチメンバーも含め、一丸となって勝利を手繰り寄せる。ACL決勝や延期分の消化もあり、チームは連戦中だ。厳しい日程のなかでも、大久保は手応えを語る。
「中3日で試合をするのは、本当に強いチームはヨーロッパでもシーズンを通してそうだし。勝てているのも、身体が軽くなるひとつの要因。雰囲気良く進められている。何より、上手くいかない時間があっても、誰も乱すようなことをしていない。ひとつの方向に向かっていると思う」
浦和の次戦は6月4日、ホームで鹿島アントラーズと相まみえる。今季二度目の3連勝がかかる一戦で、期待に応える戦いを見せられるか。
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