マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBリオ・ファーディナンド氏が、後輩のブルーノ・フェルナンデスを絶賛した。英紙『Daily Mail』が５月29日付けで伝えている。

　28歳のポルトガル代表MFは、ユナイテッド加入４年目の今季、累積警告による出場停止で欠場した１試合を除き、37試合に先発。チャンスメイクの数は119回を数え、ケビン・デ・ブライネ（マンチェスター・シティ／98回）、キーラン・トリッピアー（ニューカッスル／110回）を抑え、堂々のプレミアリーグトップだ。

　ファーディナンド氏は「とてつもなく偉大な存在」と、世界屈指の司令塔に絶大な信頼を寄せる。 

「彼は加入したその日から、このクラブにゴール、チャンスメイク、アシストという点で多大な貢献をしていて、クラブが何かを必要とする全ての瞬間に頼らなければならない男だったんだ。今シーズン、チャンスメイクという点で彼に近いのはケビン・デ・ブライネだけで、彼は119回もチャンスを作っている」
 

　エリク・テン・ハーフ監督は今夏の移籍市場で、強力なストライカーの獲得を望んでいる。その候補にはハリー・ケイン（トッテナム）やヴィクター・オシメーン（ナポリ）が挙がるなか、44歳の元イングランド代表DFは、「野心的なセンターフォワードにとって、ユナイテッドのスターとの共闘は夢」と見解を示した。

「もし私が世界のサッカー界の９番で、ユナイテッドへの移籍を考えていたら、『この男と一緒にプレーすれば、たくさんのゴールを決められる』と思うだろう。彼は時間を必要とせず、ゲームに向き合い、好きなところにボールを置いてくれる。私は『一刻も早くあのクラブに行きたい。行く必要がある』と言うだろう」

　プレミアリーグは全日程が終了したが、ユナイテッドにはまだ宿敵シティとのFAカップ決勝が残されている。背番号８は今季の最後に、他クラブのストライカーをも魅了する圧倒的なパフォーマンスを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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