チームが理想としている形を実現
[J2リーグ18節]仙台2-1千葉/5月28日/ユアテックスタジアム仙台
日本代表MF鎌田大地の弟で、J2仙台に在籍するMF鎌田大夢。J3福島から昨年2月に移籍した当初は、その持ち味を発揮しきれていなかったが、今季は4月頃から頭角を現し、ボランチのレギュラーに定着。チーム内での存在感は高まる一方だ。
そして5月28日に行なわれたJ2第18節の千葉戦では、ついに待望のJ2初ゴールが生まれた。
19分にMF中島元彦のゴールで先制し、1点リードで迎えた33分、中盤でMF郷家友太からパスを受けた鎌田は右サイドのスペースへボールを展開。そこに走り込んだのがDF真瀬拓海。真瀬のクロスに飛び込んだのは、パスを出していた鎌田だった。冷静に左足を振り抜いて、ゴールを決めた。
「すごく良い崩しでみんなが関わって、最後、僕の前をモト君(中島)が相手を引きつけてニアに走ってくれたのですごくスペースがあって、良いボールも来て触るだけというゴールだったので良かったです」
その後、38分に千葉のDF日高大に直接フリーキックを決められて1点差に詰め寄られた仙台だが、後半は上手くゲームをコントロールし、2-1で勝利。鎌田のゴールが決勝点になった。
中盤からサイドのスペースに展開し、クロスに飛び込んでの鎌田のゴールはチームとしても理想としている形だった。
伊藤彰監督は「前節(大宮戦の郷家のゴールシーン)もそういう場面が垣間見えていましたし、今節もそういうところが見えてきたところはあります。ただし、これをもっと数多く、再現性を出さなきゃいけないのが今の課題だと思います」と、こうした得点パターンをさらに増やしていきたいという。
日本代表MF鎌田大地の弟で、J2仙台に在籍するMF鎌田大夢。J3福島から昨年2月に移籍した当初は、その持ち味を発揮しきれていなかったが、今季は4月頃から頭角を現し、ボランチのレギュラーに定着。チーム内での存在感は高まる一方だ。
そして5月28日に行なわれたJ2第18節の千葉戦では、ついに待望のJ2初ゴールが生まれた。
19分にMF中島元彦のゴールで先制し、1点リードで迎えた33分、中盤でMF郷家友太からパスを受けた鎌田は右サイドのスペースへボールを展開。そこに走り込んだのがDF真瀬拓海。真瀬のクロスに飛び込んだのは、パスを出していた鎌田だった。冷静に左足を振り抜いて、ゴールを決めた。
「すごく良い崩しでみんなが関わって、最後、僕の前をモト君(中島)が相手を引きつけてニアに走ってくれたのですごくスペースがあって、良いボールも来て触るだけというゴールだったので良かったです」
その後、38分に千葉のDF日高大に直接フリーキックを決められて1点差に詰め寄られた仙台だが、後半は上手くゲームをコントロールし、2-1で勝利。鎌田のゴールが決勝点になった。
中盤からサイドのスペースに展開し、クロスに飛び込んでの鎌田のゴールはチームとしても理想としている形だった。
伊藤彰監督は「前節(大宮戦の郷家のゴールシーン)もそういう場面が垣間見えていましたし、今節もそういうところが見えてきたところはあります。ただし、これをもっと数多く、再現性を出さなきゃいけないのが今の課題だと思います」と、こうした得点パターンをさらに増やしていきたいという。
運ぶドリブル、剥がすドリブルの両方を得意とし、プレスに来る相手を剥がしながら数的優位を作り、決定機を演出できる選手として、伊藤監督の戦術にフィットしレギュラー定着を果たした鎌田。しかし、なかなかゴールが奪えなかった。
「昨年から得点もずっと欲しくて、少しもどかしい気持ちもありながら、早く点を取りたい気持ちがすごく大きかったです。今日、やっと取れてホッとしています」
そんな鎌田に、アドバイスを送っていたベテラン選手がいた。
「クラブハウスのロッカールームが、やっさん(遠藤康)と近いのですが、毎試合終わったあとに『あそこでスプリントしていけばチャンスになったかもね』とか話してもらっているので、やっさんのおかげかな、と。
『点を取れたらもっと良い選手になれるね。あとはどこでそのスプリントを出すかだ。直接クロスが来なくても、こぼれてくることがあるから行ったほうが良いんじゃないか』と結構言ってくれています」
まさしく、この日のゴールはパスを出したあと、しっかりスプリントして奪ったゴールで、遠藤のアドバイスを体現したものだった。
「ボランチが点を取れると、攻撃の幅がだいぶ広がると思いますし、あとは今日のような得点も必要ですが、点にはならなくてもミドルシュートはもう少し狙っていったほうが良いのかな、と。相手を引き出すことができますし、枠に行けばこぼれることもありますし、試合状況を見ながら増やしていければなと思います」と、鎌田はさらにゴールへの意欲を高めていた。
「昨年から得点もずっと欲しくて、少しもどかしい気持ちもありながら、早く点を取りたい気持ちがすごく大きかったです。今日、やっと取れてホッとしています」
そんな鎌田に、アドバイスを送っていたベテラン選手がいた。
「クラブハウスのロッカールームが、やっさん(遠藤康)と近いのですが、毎試合終わったあとに『あそこでスプリントしていけばチャンスになったかもね』とか話してもらっているので、やっさんのおかげかな、と。
『点を取れたらもっと良い選手になれるね。あとはどこでそのスプリントを出すかだ。直接クロスが来なくても、こぼれてくることがあるから行ったほうが良いんじゃないか』と結構言ってくれています」
まさしく、この日のゴールはパスを出したあと、しっかりスプリントして奪ったゴールで、遠藤のアドバイスを体現したものだった。
「ボランチが点を取れると、攻撃の幅がだいぶ広がると思いますし、あとは今日のような得点も必要ですが、点にはならなくてもミドルシュートはもう少し狙っていったほうが良いのかな、と。相手を引き出すことができますし、枠に行けばこぼれることもありますし、試合状況を見ながら増やしていければなと思います」と、鎌田はさらにゴールへの意欲を高めていた。