18歳ながら落ち着いたプレーを披露
[ルヴァン杯・第4節] 川崎6-0清水/4月19日/等々力陸上競技場
川崎が清水に快勝を収めた、ルヴァンカップのグループステージ・4節。川崎にとっては嬉しい今季ホーム初勝利で、久々の大量得点での勝利である。スタジアムは大いに沸いた。
清水が若手主体で臨んできたこともあって試合を支配し続けた川崎では、貴重な先制点を含めて2ゴールを挙げた遠野大弥、中盤の底で攻守に貢献しゴールも奪った瀬古樹、チャナティップの負傷によって急遽出場しながら2ゴールを奪った脇坂泰斗、CBとして最終ラインを統率しCKからネットを揺らした車屋紳太郎、サイド起用に応えて仕掛け続けた山田新ら、この日の殊勲を探せば多くの名が出てくる。
もっとも個人的に興味深かったのは18歳のCB高井幸大である。川崎アカデミー育ちの192センチの大型CBは、昨年2月に高校生ながらプロ契約を交わすと、トップチームとU-18の二足の草鞋を履いた昨季1年を経て、今季改めて本格的なプロ生活をスタート。
昨季、すでにACLでデビューを果たしていたが、今季のルヴァンカップでは前節の浦和戦(△0-0)でプロ初のスタメン出場を果たし、4日前のリーグ・8節の名古屋戦(●1-2)でも先発出場。好パフォーマンスを示していた。
高さを生かしてハイボールを跳ね返す姿はやはり力強い。もっとも、彼の真骨頂は何より川崎育ちらしい、攻撃への意志、球出しの部分にあると感じる。
川崎が清水に快勝を収めた、ルヴァンカップのグループステージ・4節。川崎にとっては嬉しい今季ホーム初勝利で、久々の大量得点での勝利である。スタジアムは大いに沸いた。
清水が若手主体で臨んできたこともあって試合を支配し続けた川崎では、貴重な先制点を含めて2ゴールを挙げた遠野大弥、中盤の底で攻守に貢献しゴールも奪った瀬古樹、チャナティップの負傷によって急遽出場しながら2ゴールを奪った脇坂泰斗、CBとして最終ラインを統率しCKからネットを揺らした車屋紳太郎、サイド起用に応えて仕掛け続けた山田新ら、この日の殊勲を探せば多くの名が出てくる。
もっとも個人的に興味深かったのは18歳のCB高井幸大である。川崎アカデミー育ちの192センチの大型CBは、昨年2月に高校生ながらプロ契約を交わすと、トップチームとU-18の二足の草鞋を履いた昨季1年を経て、今季改めて本格的なプロ生活をスタート。
昨季、すでにACLでデビューを果たしていたが、今季のルヴァンカップでは前節の浦和戦(△0-0)でプロ初のスタメン出場を果たし、4日前のリーグ・8節の名古屋戦(●1-2)でも先発出場。好パフォーマンスを示していた。
高さを生かしてハイボールを跳ね返す姿はやはり力強い。もっとも、彼の真骨頂は何より川崎育ちらしい、攻撃への意志、球出しの部分にあると感じる。
鬼木達監督も課題は当然ながらあると前置きしながら、こう評していた。
「改めて面白い存在だなと。ポテンシャルもありますし、意欲もすごく感じられる。恐らく頭が攻撃的なのかなと感じます。それが彼のひとつの良さかなと。CBだけど守備でもワクワクさせてくれるし、攻撃でも期待感を抱かせてくれるそういう存在でありますよね。
でも、もっとチャレンジして良いですし、前の選手の動き出しは見えているはずですが、蹴ることのできる場所にボールを置かないといけない。やっぱり、いつでも先頭の選手が走り出した時に蹴ることのできる場所にボールを置いておかないといけないですからね」
浦和戦に続き、清水戦でCBを組んだ車屋も次のように話す。
「やっぱりつなげるし、相手がプレスに来ても、一個溜めて周りを見られるのが彼の良さ。組むのは2試合目ですが、やりやすいですし、一個溜めて見られるところは自分と似ている部分でもあるのかなと感じています」
この試合でも自陣深いエリアで切り返して相手をかわしてボールを味方につないでみせれば、鋭い縦パスも供給。常に攻撃への矢印を示す“川崎らしさ”を大いに示したと言えるだろう。
加えてペナルティエリアを積極的に飛び出してプレーするGK上福元直人、車屋、そして高井のトライアングルで安定したボール回しをできたこともチームにとっては収穫と言えそうだ。
ジェジエウと田邉秀斗が長期離脱中のCBだが、高井にとっては大南拓磨、山村和也、車屋といった越えなくてはいけない壁は多い。それでも彼のプレーには大いに期待を抱かせるものがある。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【厳選ショット】大量6得点で待望の今季ホーム初勝利!|ルヴァンGS第4節 川崎6-0清水
「改めて面白い存在だなと。ポテンシャルもありますし、意欲もすごく感じられる。恐らく頭が攻撃的なのかなと感じます。それが彼のひとつの良さかなと。CBだけど守備でもワクワクさせてくれるし、攻撃でも期待感を抱かせてくれるそういう存在でありますよね。
でも、もっとチャレンジして良いですし、前の選手の動き出しは見えているはずですが、蹴ることのできる場所にボールを置かないといけない。やっぱり、いつでも先頭の選手が走り出した時に蹴ることのできる場所にボールを置いておかないといけないですからね」
浦和戦に続き、清水戦でCBを組んだ車屋も次のように話す。
「やっぱりつなげるし、相手がプレスに来ても、一個溜めて周りを見られるのが彼の良さ。組むのは2試合目ですが、やりやすいですし、一個溜めて見られるところは自分と似ている部分でもあるのかなと感じています」
この試合でも自陣深いエリアで切り返して相手をかわしてボールを味方につないでみせれば、鋭い縦パスも供給。常に攻撃への矢印を示す“川崎らしさ”を大いに示したと言えるだろう。
加えてペナルティエリアを積極的に飛び出してプレーするGK上福元直人、車屋、そして高井のトライアングルで安定したボール回しをできたこともチームにとっては収穫と言えそうだ。
ジェジエウと田邉秀斗が長期離脱中のCBだが、高井にとっては大南拓磨、山村和也、車屋といった越えなくてはいけない壁は多い。それでも彼のプレーには大いに期待を抱かせるものがある。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【厳選ショット】大量6得点で待望の今季ホーム初勝利!|ルヴァンGS第4節 川崎6-0清水