ユベントスのアッレーグリ監督も糾弾
強烈な個性の持ち主たちによる舌戦が終わらない。
元イタリア代表のアントニオ・カッサーノは、かねてから公の場でローマのジョゼ・モウリーニョ監督を批判してきた。これを受け、指揮官は反論。だが、カッサーノはひるむことなく非難を続けている。
カッサーノから無能呼ばわりされてきたモウリーニョは、4月8日の試合後に「他人が真剣に仕事をしているなか、彼は面白がっている」と一蹴した。(イタリア紙『Gazzetta dello Sport』より)
「カッサーノはローマ、インテル、レアル・マドリーでプレーした。マドリッドで覚えられているのは(入団時に着ていた)ジャケットだけだ。ローマではスーペルコッパで優勝したが出場していない。インテルではロンバルディア州カップも勝っていない。私がインテル、マドリー、ローマで何に勝ったかは知ってのとおりだ。彼は私に問題があるのだろうが、私にはないね」
しかし、その後もカッサーノの批判は止まらず、事あるごとにモウリーニョは「無能」と断じている。4月15日付のGazzetta dello Sport紙のインタビューでも、「こういう悪いプレーをしている限り、常にそれを指摘する人間が少なくともひとりはいると分かっているべきだ。オレのことさ」と話した。
「たくさん勝った? だからなんだ。彼にも(ユベントス監督のマッシミリアーノ・)アッレーグリにも言えることさ。強い選手たちがいて、あのひどいサッカーだよ。トロフィーを手に入れた? だから? クソったれなプレーをしているなら、オレは隠れることなくそれを言うぜ」
「(モウリーニョで)好きなところはほとんどない。ずる賢くて自分を売り込むだけと思っている。フランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシのような偉大なバンディエーラ(旗頭)がいなくなり、ローマにリーダーが必要だったのを知って、それをやっているのさ。騒動をつくり、周囲をあおり、役立つはずの選手を外しながらね」
元イタリア代表のアントニオ・カッサーノは、かねてから公の場でローマのジョゼ・モウリーニョ監督を批判してきた。これを受け、指揮官は反論。だが、カッサーノはひるむことなく非難を続けている。
カッサーノから無能呼ばわりされてきたモウリーニョは、4月8日の試合後に「他人が真剣に仕事をしているなか、彼は面白がっている」と一蹴した。(イタリア紙『Gazzetta dello Sport』より)
「カッサーノはローマ、インテル、レアル・マドリーでプレーした。マドリッドで覚えられているのは(入団時に着ていた)ジャケットだけだ。ローマではスーペルコッパで優勝したが出場していない。インテルではロンバルディア州カップも勝っていない。私がインテル、マドリー、ローマで何に勝ったかは知ってのとおりだ。彼は私に問題があるのだろうが、私にはないね」
しかし、その後もカッサーノの批判は止まらず、事あるごとにモウリーニョは「無能」と断じている。4月15日付のGazzetta dello Sport紙のインタビューでも、「こういう悪いプレーをしている限り、常にそれを指摘する人間が少なくともひとりはいると分かっているべきだ。オレのことさ」と話した。
「たくさん勝った? だからなんだ。彼にも(ユベントス監督のマッシミリアーノ・)アッレーグリにも言えることさ。強い選手たちがいて、あのひどいサッカーだよ。トロフィーを手に入れた? だから? クソったれなプレーをしているなら、オレは隠れることなくそれを言うぜ」
「(モウリーニョで)好きなところはほとんどない。ずる賢くて自分を売り込むだけと思っている。フランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシのような偉大なバンディエーラ(旗頭)がいなくなり、ローマにリーダーが必要だったのを知って、それをやっているのさ。騒動をつくり、周囲をあおり、役立つはずの選手を外しながらね」
厳しい言葉はアッレーグリ監督にも向けられている。今季のユーベは影と光のどちらが多いかとの質問に、カッサーノは「影しかない。最悪のネガティブなシーズン」と答えた。
「来シーズンも彼で再出発するのは自殺行為だ。あの金額で長期契約を結んだのが過ちだった。過ちを犯すのが人間といっても、こだわるのは極悪だよ」
では、カッサーノが評価するのはどんな指揮官だろうか。まずはリオネル・メッシこそが「世界最強」という前提を強調したうえで、カッサーノは「メッシを除けば、最も美しくて常に進化しているサッカーをしているのはペップ・グアルディオラだ。天才だよ」と話している。
「今季はセンターバックのジョン・ストーンズを中盤で使うことを生み出した。モウリーニョやアッレーグリは絶対にグアルディオラの遠縁にすらならないだろうね」
「でも、ペップを挙げるのは当たり前だから、好きな監督にはユリアン・ナーゲルスマンとトーマス・トゥヘルも挙げる。イタリア人ならロベルト・デ・ゼルビとヴィンチェンツォ・イタリアーノだ。それからスタッド・ドゥ・ランスのウィリアム・スティルを挙げたい。30歳のベルギー人だ。リーグ・アンで8位だよ。怪物さ。オレはサッカーを愛し、サッカーを見て、勉強しているよ」
歯に衣着せぬ物言いでたびたび話題となるカッサーノ。モウリーニョとのバトルは、どういう決着を迎えるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「来シーズンも彼で再出発するのは自殺行為だ。あの金額で長期契約を結んだのが過ちだった。過ちを犯すのが人間といっても、こだわるのは極悪だよ」
では、カッサーノが評価するのはどんな指揮官だろうか。まずはリオネル・メッシこそが「世界最強」という前提を強調したうえで、カッサーノは「メッシを除けば、最も美しくて常に進化しているサッカーをしているのはペップ・グアルディオラだ。天才だよ」と話している。
「今季はセンターバックのジョン・ストーンズを中盤で使うことを生み出した。モウリーニョやアッレーグリは絶対にグアルディオラの遠縁にすらならないだろうね」
「でも、ペップを挙げるのは当たり前だから、好きな監督にはユリアン・ナーゲルスマンとトーマス・トゥヘルも挙げる。イタリア人ならロベルト・デ・ゼルビとヴィンチェンツォ・イタリアーノだ。それからスタッド・ドゥ・ランスのウィリアム・スティルを挙げたい。30歳のベルギー人だ。リーグ・アンで8位だよ。怪物さ。オレはサッカーを愛し、サッカーを見て、勉強しているよ」
歯に衣着せぬ物言いでたびたび話題となるカッサーノ。モウリーニョとのバトルは、どういう決着を迎えるのだろうか。
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