今季、チームの得点源として大きな期待を受けるセレッソ大阪のFWレオ・セアラが、調子を上げてきている。
 
　昨季のリーグ戦を制した横浜F・マリノスで、２年連続２桁得点を取ったブラジリアンストライカーは、今冬に移籍したC大阪で開幕戦からスタメンに名を連ね、５節までコンスタントに出場機会を得るも、これまでノーゴールに終わっていた。
 
　だが、古巣対戦となった４月1日のJ１第６節・横浜戦で２ゴールを挙げると、翌節（４月９日）の北海道コンサドーレ札幌戦でも２ゴールを奪ってみせたのだ。
 

　４月12日のトレーニング後、インタビューに応じたL・セアラは、直近のリーグ戦２試合でゴールという結果を残していることについて、「常にシュート練習をしてきたので、自然に生まれると思っていました。こうやってたくさん決められるのは自信になるので、これからも決めたい」と少し安堵した表情で語った。
 
　しかし、先制されて追いかける展開だった札幌戦は、自身のゴールで２度追いつくも、その後に失点して２－３で敗戦。L・セアラも、「フォワードの選手は得点することが生きる道なので、ゴールを決めたいですが、何よりもチームが勝利しないといけない」と悔しさを滲ませる。
 
「（自分がゴールを決めてチームが勝利することを）一番思い描いていますが、チームが勝利できていないので、自分がチームの勝利のためにどれだけ貢献できるかが鍵になると思う。チームのために頑張りたい」
 
　次節は４月15日にアウェーでFC東京と対戦するC大阪。「難しい試合になりますが、次の試合は勝利をモノにしたい」と力を込める背番号９は、チームを勝利に導けるか。
 
取材・文●金子徹（サッカーダイジェスト編集部）
 
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