４月１日に開催されたプレミアリーグ第29節で、２位のマンチェスター・シティと６位のリバプールがエティハドで激突。28ゴールでリーグ得点ランキング首位を独走している前者のエース、ハーランドは怪我でベンチ外となり、最前線にはアルバレスが入った。

　押し気味に進めるホームのシティは、14分にペナルティエリア手前の絶好の位置でFKを獲得。マハレズが左足ので鋭いキックで狙うが、ボール１個分枠の左に外れる。

　迎えた17分、先手を取ったのはリバプールだ。アレクサンダー＝アーノルドの縦パスで抜け出したジョッタが、巧みに身体を張り、ラストパス。受けたサラーが確実に仕留めた。

　早々にビハインドを負ったシティだが、27分にグリーリッシュの折り返しにアルバレスが合わせ、すぐさま同点に追いつく。これにはグアルディオラ監督と、スタンドのハーランドも喜びを爆発させる。

　１－１で折り返すと、後半開始直後の46分に今度はマハレズの折り返しにデ・ブライネがワンタッチシュート。鮮やかな攻撃で逆転に成功する。
 

　俄然勢いに乗ったホームチームは、54分にもペナルティエリア内でこぼれ球に反応したギュンドアンが冷静に流し込み、あっという間にリードを２点に広げる。

　厳しい展開となったアウェーチームは、70分に一挙に４枚替え。サラー、ジョッタ、ロバートソン、エリオットを下げ、フィルミーノ、ヌニェス、オクスレイド＝チェンバレン、ツィミカスを一気に送り込む。

　ただ、次の１点を奪ったのもシティだった。74分に完璧な崩しから、最後はデ・ブライネのクロスをグリーリッシュがスライディングしながら上手く押し込んだ。

　結局、注目のビッグマッチはこのまま４－１でタイムアップ。デ・ブライネとグリーリッシュが、１ゴール・１アシストの活躍を見せたシティが快勝を収め、この後に今節を戦う首位のアーセナルとの勝点差を４とした。

　一方、屈辱の惨敗を喫したリバプールは、公式戦３連敗。チャンピオンズリーグ出場権獲得に黄色信号が灯った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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