目ざす戦い方を披露できた一方、勝負弱さを露呈
4月1日にJ1リーグ第6節が行なわれ、鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島が県立カシマサッカースタジアムで対戦。アウェーの後者が2-1で勝利を収めた。
【PHOTO】鹿島の出場15選手&監督の採点・寸評。1得点の知念は前線でのハードワークでも貢献。古巣相手に藤井は…
先手を取ったのはホームの鹿島。スコアレスで迎えた69分、知念慶がヘディングシュートをねじ込む。ビハインドの広島は86分、途中出場のドウグラス・ヴィエイラのPKで同点に追いつくと、2分後に再び、D・ヴィエイラがネットを揺らし、試合をひっくり返す。
試合はそのままタイムアップ。劇的な逆転勝利を収めた広島は3連勝を達成。敗れた鹿島は2連敗となった。
【PHOTO】鹿島の出場15選手&監督の採点・寸評。1得点の知念は前線でのハードワークでも貢献。古巣相手に藤井は…
先手を取ったのはホームの鹿島。スコアレスで迎えた69分、知念慶がヘディングシュートをねじ込む。ビハインドの広島は86分、途中出場のドウグラス・ヴィエイラのPKで同点に追いつくと、2分後に再び、D・ヴィエイラがネットを揺らし、試合をひっくり返す。
試合はそのままタイムアップ。劇的な逆転勝利を収めた広島は3連勝を達成。敗れた鹿島は2連敗となった。
▼鹿島のチーム採点「5.5」
良くも悪くも、今季ここまでの戦いが集約されたゲームだった。目ざした戦い方を披露できた一方で、勝負弱さを露呈してしまった。
効果的とは言えないが、ボールを保持して丁寧にビルドアップする場面や、チーム全体で連動して守備をする姿勢なども見せ、セットプレーから先制点を奪うところまでは、ある程度プラン通りだったのではないか。
PKの場面は仕方ない部分があったかもしれないが、その後の失点は防がなければならず、引き分けで留められなかったのは大きな問題だ。結果論となってしまうが、PK直後の“二枚替え”には疑問符が付く。
特に強度の高いプレーが続いている間は理想の形も見えるが、終盤に息切れし、相手に隙を与えてしまう場面はこの試合だけではない。2節の川崎戦とどこか重なるような、自分たちのペースで試合を進めながらも、勝利目前に逆転負けを喫した。判断に迷うところだろうが、リードを守り切る形や何か策を追及するべきだろう。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
良くも悪くも、今季ここまでの戦いが集約されたゲームだった。目ざした戦い方を披露できた一方で、勝負弱さを露呈してしまった。
効果的とは言えないが、ボールを保持して丁寧にビルドアップする場面や、チーム全体で連動して守備をする姿勢なども見せ、セットプレーから先制点を奪うところまでは、ある程度プラン通りだったのではないか。
PKの場面は仕方ない部分があったかもしれないが、その後の失点は防がなければならず、引き分けで留められなかったのは大きな問題だ。結果論となってしまうが、PK直後の“二枚替え”には疑問符が付く。
特に強度の高いプレーが続いている間は理想の形も見えるが、終盤に息切れし、相手に隙を与えてしまう場面はこの試合だけではない。2節の川崎戦とどこか重なるような、自分たちのペースで試合を進めながらも、勝利目前に逆転負けを喫した。判断に迷うところだろうが、リードを守り切る形や何か策を追及するべきだろう。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。