日本代表MF鎌田大地は、今年６月に満了するアイントラハト・フランクフルトとの契約を延長していない。移籍が有力視され、国内の強豪ドルトムント行きで口頭合意に達したとも報じられたが、いまだ不透明な部分が多い。

　日夜、様々な有名クラブが新天地候補として挙げられ、去就が大きな注目を集めるなか、ドイツメディア『SPORT1』は３月31日付けで「決定！スターがアイントラハトを去る」と題した記事を掲載。「ダイチ・カマダとフランクフルトは、夏に別々の道を歩む」と報じている。

「アイントラハト・フランクフルトは延長オファーを引き下げた。日本人選手の契約は今シーズン末で切れるので、間違いなく名門を去るだろう。スポーツディレクターのマルクス・クレーシェは、最後の最後まで戦ったものの、交渉には動きがなかった。選手側は早くから別の道を歩みたいと意思表示していた。

　ドルトムント移籍の可能性が高まっており、獲得レースでポールポジションにいるが、まだ最終的なコミットメントは得られてはいない。現在リーグ首位を走るチームは、彼のために4000万ユーロ（約56億円）のパッケージを用意する構えがある」
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　そのうえで同メディアは、かつてドルトムントで一世を風靡し、今季から再びセレッソ大阪でプレーしている香川真司を回想。「カマダはカガワと同じ道を歩めるかもしれない」と伝えた。

「カマダはまだ決断を発表しておらず、ドルトムントのほかにも、海外のクラブがラブコールを送っている。ただ、シンジ・カガワの歩んだ道は魅力的だ。彼の同胞はドルトムントでスーパースターの地位に上り詰め、観客の人気者になった。カマダにとっても魅力的なゴールかもしれない」

　一方で、韓国メディア『Sportal Korea』はこうした報道を受け、「決別確定。カマダ、キム・ミンジェと日韓コンビ結成も」と反応。退団がより有力となった今、母国のCBが主軸として活躍し、セリエA首位を独走するナポリ行きをプッシュした。

「日本のスターが、キム・ミンジェとデュオを結成する可能性が出てきた。カマダには、フランクフルトと同じブンデスリーガのドルトムントをはじめ、プレミアリーグの複数のチームが関心を持ち続けている。そんななか、新たな行き先として浮上したのがセリエAだ。

　現地メディアは以前、『ミランはMFのシャルル・デ・ケテラーレのパフォーマンスに満足しておらず、カマダを獲得リストに入れた』と伝えた。同メディアによると、ミランだけでなくナポリもカマダに目をつけている。マッテオ・ポリターノとイルビング・ロサーノの後任として迎え入れる可能性があるのだ。そうなれば、看板DFとして定着したキム・ミンジェと共闘できる」

　鎌田とキム・ミンジェは同じ1996年生まれの26歳。イタリアの名門で、日韓の同級生コンビ結成はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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