スコットランドのレジェンドが、ロドリ（マンチェスター・シティ）の噛みつきを一蹴した。

　現地時間３月28日に開催されたEURO2024予選グループA第２節で、スコットランドとスペインが対戦。ホームの前者がスコット・マクトミネイ（マンチェスター・ユナイテッド）の２ゴールで、南アフリカ・ワールドカップ優勝国に39年ぶりの勝利を収めた。

　キャプテンマークを巻いて先発したスペインの26歳MFは、まさかの敗戦もあって相当不満を溜め込んでいたようで、試合後のインタビューで相手のプレースタイルを猛批判。「彼らの戦い方で、リスペクトしなければいけないけど、あれはちょっとくだらないね」と吐き捨てた。

「いつも時間稼ぎで、挑発して、倒れている。僕にとってこれはサッカーじゃない。主審は何も言わなかった。勝ちたいのだからフラストレーションだ。時間を稼いでばかり。とはいえ、彼らには彼らの武器がある。僕らは自分たちの武器を使わなければならない。次のために学んでいく。

　僕らはデュエルやバトルを望む。いつもファイトするが、これはファイトの問題じゃない。時間稼ぎだ。４、５人が倒れている。でも、僕らじゃなく、主審次第なんだ」
【動画】スペインが39年ぶりの敗北！ロドリが激怒したスコットランド戦の模様をチェック

　このセンセーショナルな発言は世界中に拡散され、大きな話題となるなか、現役時代はレンジャーズでゴールを量産したスコットランド代表OB、アリー・マッコイスト氏が反撃。英ラジオ局『talkSPORT』の番組に出演した際に、こう言い放ったのだ。

「ロドリにはちょっとフィジカルが強すぎたんだと思う。私たちがくだらなかった？ 彼のちっちゃなスペイン人の心に祝福を」

　また、元アストン・ビラのストライカーで、イングランド代表OBのガブリエル・アグボンラホール氏も追随。「スコットランドには、２ゴールとは別に、素晴らしいチャンスがいくつかあった。ロドリは相手のプレースタイルに文句を言っているが、スペインはスコットランドの３倍パスを通しながら、シュート数は変わらなかった」と語った。

「ポゼッションはおよそ70％あったが、０－２で負けた。ボールキープは関係ない。スコットランドにはスコットランドのプレースタイルがあり、カウンターアタックで攻撃してくるからだ。それにスペインはいつもピッチに倒れる。（ロドリ発言は）ほほえましいね」

　ロドリは今後、イングランドに戻ってプレーするだけに、一挙手一投足に注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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