コロンビア戦では後方のポゼッションにも参加
[キリンチャレンジカップ]日本 1-2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム
コロンビア戦の前半で象徴的だったのが28分のシーンだ。
4-2-3-1の左サイドハーフで先発した三笘薫が、フィールド中央の後方に下がり、ボールを引き出し、巧みなパスで相手のプレスを回避。味方との連係でボールを前進させた。
4日前のウルグアイ戦、積年の課題である引かれた相手を崩す方策として、SBを中盤の底に組みこみながらポゼッションする新たな取り組みを示した第二次森保ジャパンだが、なかなか良いリズムを生み出すことはできなかった。
そこでウルグアイ戦ではSBが中に入れば、サイドに張っていた三笘だが、この日は柔軟にポジショニング。中央や低い位置にも移動し、パスを引き出した。
試合後には「個人的には(コロンビアの)SBがあまりついてこないところを見ながらやっていたので、そこで数的優位を作って、何度か良い形を作れていた。起点になるところもあったので、そこは継続しながらやろうと。そういう回数が増えた印象」と振り返っている。
ただし、三笘が最も力を発揮するのは、言わずもがな高い位置での仕掛け。そこは本人も模索しながらのプレーになっているようだ。
「もう少し高い位置で我慢しても良いところもありました。うーん……ただ、それをすれば違うところを言われるのは確かで、ターンしてチャンスを作れるところもアピールしたいなとも思っていました」
コロンビア戦の前半で象徴的だったのが28分のシーンだ。
4-2-3-1の左サイドハーフで先発した三笘薫が、フィールド中央の後方に下がり、ボールを引き出し、巧みなパスで相手のプレスを回避。味方との連係でボールを前進させた。
4日前のウルグアイ戦、積年の課題である引かれた相手を崩す方策として、SBを中盤の底に組みこみながらポゼッションする新たな取り組みを示した第二次森保ジャパンだが、なかなか良いリズムを生み出すことはできなかった。
そこでウルグアイ戦ではSBが中に入れば、サイドに張っていた三笘だが、この日は柔軟にポジショニング。中央や低い位置にも移動し、パスを引き出した。
試合後には「個人的には(コロンビアの)SBがあまりついてこないところを見ながらやっていたので、そこで数的優位を作って、何度か良い形を作れていた。起点になるところもあったので、そこは継続しながらやろうと。そういう回数が増えた印象」と振り返っている。
ただし、三笘が最も力を発揮するのは、言わずもがな高い位置での仕掛け。そこは本人も模索しながらのプレーになっているようだ。
「もう少し高い位置で我慢しても良いところもありました。うーん……ただ、それをすれば違うところを言われるのは確かで、ターンしてチャンスを作れるところもアピールしたいなとも思っていました」
期待されている男は、開始3分にはタイミングよくゴール前に入り、ヘッドで先制点を決めている。
一方でこの日は、ボランチに入った鎌田大地らと協力してボールを運ぼうと、後方でのプレーも増えたのは前述の通り。
その点では堂安律が「明らかにこの2試合シュートが少ない」と指摘したように、後方での丁寧なボールを回しを意識するあまり、前への推進力を欠いていたのはチームとしての課題でもあるだろう。
理想は、ポゼッションで相手を引き出しながら、三笘、伊東純也らアタッカーを高い位置で勝負させる形だが、そのバランス取りはまだまだ模索が続きそうである。
鎌田のボランチ起用などが軌道に乗り、ボール回しがスムーズになれば、三笘も憂いなく前でのプレーに専念できそうだが、そこは指揮官の采配にもかかっている。
三笘という大きな武器を生かすための方策を確立するには、時間がまだ必要なのかもしれない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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一方でこの日は、ボランチに入った鎌田大地らと協力してボールを運ぼうと、後方でのプレーも増えたのは前述の通り。
その点では堂安律が「明らかにこの2試合シュートが少ない」と指摘したように、後方での丁寧なボールを回しを意識するあまり、前への推進力を欠いていたのはチームとしての課題でもあるだろう。
理想は、ポゼッションで相手を引き出しながら、三笘、伊東純也らアタッカーを高い位置で勝負させる形だが、そのバランス取りはまだまだ模索が続きそうである。
鎌田のボランチ起用などが軌道に乗り、ボール回しがスムーズになれば、三笘も憂いなく前でのプレーに専念できそうだが、そこは指揮官の采配にもかかっている。
三笘という大きな武器を生かすための方策を確立するには、時間がまだ必要なのかもしれない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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