• トップ
  • ニュース一覧
  • 藤田俊哉がウルグアイ戦のサムライブルー全17選手を独自採点!「伊東―西村」のホットラインに期待。浅野は決めきれなかったのが残念

藤田俊哉がウルグアイ戦のサムライブルー全17選手を独自採点!「伊東―西村」のホットラインに期待。浅野は決めきれなかったのが残念

カテゴリ:連載・コラム

藤田俊哉

2023年03月25日

瀬古と菅原のパフォーマンスも上々

日本はウルグアイと1-1ドロー。藤田氏の評価は? 写真:サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影

画像を見る

[キリンチャレンジカップ]日本 1-1 ウルグアイ/3月24日/国立競技場

 第二次森保ジャパンの初陣。南米勢との2連戦が組まれた3月シリーズで、日本はまずウルグアイと対戦し、1-1で引き分けた。38分にフェデリコ・バルベルデのゴールで先制を許したが、75分に途中出場の西村拓真が同点弾をゲット。勝ち切れなかったが、敗戦は免れた一戦で、サムライブルーの選手たちのパフォーマンスは、元日本代表MF藤田俊哉氏の眼にどう映ったか。出場全選手を採点してもらった。

――◆――◆――

▼ウルグアイ戦に出場した日本代表全17選手の採点
スタメン)
GK
シュミット・ダニエル 6

DF
菅原由勢 6.5(89分OUT)
板倉 滉 6
瀬古歩夢 6.5
伊藤洋輝 6

MF/FW
遠藤 航 6
堂安 律 6(61分OUT)
三笘 薫 6(89分OUT)
守田英正 6(74分OUT)
鎌田大地 6(74分OUT)
浅野拓磨 6(61分OUT)

途中出場)
MF/FW
上田綺世 6(61分IN)
MF/FW
伊東純也 7(61分IN)
MF/FW
田中 碧 6(74分IN)
MF/FW
西村拓真 7(74分IN)
DF
橋岡大樹 ―(89分IN)
MF/FW
中村敬斗 ―(89分IN)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
▼寸評
 第二次森保ジャパンの初陣となったウルグアイ戦。この日、格の違いを見せたのは、ウルグアイのフェデリコ・バルベルデだ。ウルグアイのファーストシュートをしっかりとモノにした決定力は見事というしかない。ヘディングで押し込む前に見せた、さりげないボレーシュートの技術の高さは、なるほど24歳にしてレアル・マドリーでプレーするだけの説得力があった。

 もっとも、インパクトという点では、途中出場組の西村拓真と伊東純也も負けていない。西村は出場から20秒足らずのファーストプレ―で同点ゴールを決めた。その同点ゴールを演出した伊東は、VARで取り消された“幻のPK”を含め、スピードあふれるドリブル突破でチームを活性化させた。

 2人には日本で最も高い「7」の評価を与えたが、お互いスピードが武器の「伊東―西村」のホットラインは相性が良く、今後の攻撃のオプションとしても期待できそうだ。

 攻撃のポジションで途中出場の選手に求められる仕事は「ゴール」を決めることだ。その点で言えば、西村のファーストプレーはチームを救う一撃となった。1-1のドローなのでMVPに該当する選手はいないものの、もし日本が勝っていれば西村をMVPに推す。

 三笘薫はスタメンで出場したものの、マークに苦しんで最後まで“崩し切る”ことができなかった。堂安律、鎌田大地も含め、チャンスらしいチャンスは作り出せなかったので及第点とした。1トップの浅野拓磨もチーム最多の3本のシュートを放つ積極性は評価に値するが、ゴールを決めきれなかったのが残念だった。

“新戦力”の瀬古歩夢と菅原由勢のパフォーマンスも上々だった。瀬古は代表デビューながらスムーズに試合に入って安定したプレーを見せていたし、菅原は20分に浅野への鋭いスルーパスを送るなど、攻守の起点となっていた。いずれも「6.5」とした。それ以外の選手も、特にパフォーマンスがひどかったわけではないので「6」としている。

 親善試合とはいえ、勝負の世界ではどんな試合でも負けてはいけない。1点のビハインドを追っても戦況を見極め、的確に交代カードを切って流れを変えた森保一監督の采配も、カタール・ワールドカップに引き続いて好調だった。

【著者プロフィール】
藤田俊哉(ふじた・としや)/1971年10月4日生まれ、静岡県出身。清水商高―筑波大―磐田―ユトレヒト(オランダ)―磐田―名古屋―熊本―千葉。日本代表24試合・3得点。J1通算419試合・100得点。J2通算79試合・6得点。J1では、ミッドフィルダーとして初めて通算100ゴールを叩き出した名アタッカー。2014年からオランダ2部VVVフェンロのコーチとして指導にあたり、2016-17シーズンのリーグ優勝と1部復帰に導いた。以後、イングランドのリーズ・ユナイテッドや日本サッカー協会のスタッフなどを歴任。今年9月に古巣・磐田のスポーツダイレクターに就任した。

【PHOTO】日本の出場17選手&監督の採点・寸評。MOMは途中出場から攻撃を活性化した伊東純也。三笘薫は何度か単独ドリブルで会場を沸かせたが…

【PHOTO】国立競技場に集結した日本代表サポーターを特集!

【PHOTO】最強コンビで中継を盛り上げた影山優佳&内田篤人!

【PHOTO】第二次森保ジャパン初ゴールを交代直後に叩き込んだ西村拓真を特集!
 
【関連記事】
【日本1-1ウルグアイ|採点&寸評】先発の攻撃陣は軒並み厳しい評価。MOMは同点弾の西村ではなく…
「呼んだんだ?」内田篤人が日本代表招集に驚いた選手は?「宏樹と長友さんを呼ばないのは…」
内田篤人が「見ているところがもう…」と影山優佳のディープな質問に思わず唸る! 回答は「ふたりがサイドに張ることによって…」
「辛くも敗北を免れた」森保ジャパンの再出発となったウルグアイ戦に韓国メディアが敏感反応!「日本は面目を保ったが…」
正直、ワクワクしなかった新生・森保ジャパン。三笘薫のドリブル以外で観衆を沸かせたシーンが何度あったか

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ