ブラジル代表GKエデルソン（マンチェスター・シティ）が、３月25日に行なわれる国際親善試合のモロッコ戦を前に取材に対応。ポジションを争うライバルで、プレミアリーグでも鎬を削るアリソン・ベッカー（リバプール）の代表落選について語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　現在30歳のアリソンは2016年以降、セレソンの正守護神に定着。カタール・ワールドカップ（W杯）でも５試合中４試合でゴールを守ったが、今回はメンバーに選ばれず。

　１歳下のエデルソンほか、オーバーエイジで出場した東京五輪では、６試合でわずか１失点の鉄壁ぶりで金メダル獲得に貢献した35歳のウェベルトン（パルメイラス）、初招集された19際の新星ミカエル（アトレチコ・パラナエンセ）が名を連ねた。

　エデルソンは「リストを見た最初の瞬間は驚いた。とはいえ、それは監督の決断だ。リストに載るだろうと思ったけど、そうではなかったね」と率直な感想を口に。「若手へのチャンスなのか、理由は分からない。とにかく僕らはハードワークし、ベストを尽くさないと。その責任を背負える、優れた新しい選手はどんどん出てくる」と続けた。
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「ファーストチョイスを取って代わる話は早すぎる。もちろん、サイクルをスタートさせることは常に重要であり、僕にとってもそれは同じだ。可能な限り最高の形でスタートを切りたい。だけど、長いサイクルだと理解しているし、色々な出来事が起こりうる。ハードに働き、一貫性を保つことで、可能な限り多くの回数、ここにいられるんだ」

　ブラジル代表は、カタールW杯をもってチッチが退任以降、監督不在の状況が続く。モロッコ戦では東京ヴェルディでもプレー経験のあるラモン・メネゼスが暫定的に指揮を執る。

　新指揮官候補には、現在レアル・マドリーで監督を務めるカルロ・アンチェロッティらが挙がるなか、エデルソンは「すぐに新しい監督が決まるよう願っている。今、あまりにも多くの憶測が飛び交っている。ブラジル人なのか、外国人なのか。その点ではエキサイティングな局面だ」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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