元日本代表DFが熱く語った。
昨季限りで現役を引退した槙野智章氏が、DAZN配信の『Jリーグジャッジリプレイ』に初出演。3月12日に行なわれたJ1第4節のC大阪対鳥栖で、鳥栖のMF長沼洋一が二度の警告で退場となった事象について見解を示した。
長沼は49分、相手選手へのスライディングタックルが“ラフプレー”と見なされ、一度目の警告を受ける。さらに89分、1対1の場面で抜きにかかる相手をストップしたが、手で止めたように見えるディフェンスが“反スポーツ的行為”と判断され、二度目の警告。終了間際にピッチを後にした。
一連のジャッジに、槙野氏は一枚目のイエローカードについては「僕がレフェリーなら」と仮定して、「ファウルでいいと思う。カードなし。ファウルで注意。危険だけど、そこらへんはコミュニケーションでいいのかな」と語る。
そして二枚目のイエローカードに関しては、「はっきり言っていいですか」と断りを入れ、語気を強めてこう主張する。
「もう論外です、マジで。こんなのカードの対象でもないし。(主審は)近くで見ているし。Jリーグがもっとレベルが高くなるうえで、選手はかなり努力しているし、もっと良いリーグにするのであれば、こんなのファールを取って、カードを出していたら、ゲームもクソもなくなる」
「ファウルでもないです、俺からしたら」
槙野氏はさらにヒートアップ。
「僕がディフェンスでファウルを取られたら、ボールを下に叩きつけて、(腕を振り下ろすしぐさで)芝をこんなんやります。なぜこれがファウルでカードなの? 退場もありえない、カードもありえない。ファウルでもないです、俺からしたら」
現役時代はJリーグはもちろん、代表での国際舞台やブンデスリーガでも活躍した槙野氏が、その豊富な実績や経験をもとに忌憚なき意見を述べた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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