リオネル・メッシの新天地候補に、もう１つの古巣が浮上した。英メディア『SPORT BIBLE』が２月24日付けで伝えている。

　アルゼンチン代表FWは、2021年夏に少年時代から在籍したバルセロナを電撃退団し、パリ・サンジェルマンに加入。その際に結んだ契約の期間は２年で、今年６月に満了となる。パリSGは延長を望むも新契約締結に手間取っており、父親と代理人がバルサへのセンセーショナルな復帰を画策しているという噂もある。

　去就が話題となるなか、長年代表で共闘したセルヒオ・アグエロ氏が注目の発言をした。メッシがバルセロナの門を叩く前にプレーしていた、母国のニューウェルズ・オールドボーイズ復帰の可能性を示唆したのだ。

「彼はニューウェルズでプレーする可能性を真剣に検討している」

　信憑性は定かではない。ただ、関連するところで、元アルゼンチン代表でニューウェルズのレジェンド、マキシ・ロドリゲス氏は、アグエロ氏が親友の情報をリークする前に、こう語っていた。

「クン（アグエロ氏の愛称）はクンだ。彼は黙っていられないんだ。いずれ分かる話だ。この件について話すのは難しい。噂がひとり歩きするからね。どうなるか見てみよう。事実より先に進むことはない」
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　ロドリゲス氏はアグエロ氏と同じく2021年に現役を引退。今年６月にニューウェルズの本拠地での引退試合が予定されており、メッシもプレーする見込みだと報じられている。同クラブは、このイベントが35歳のスーパースターのトライアルとして効果的に機能し、最終的に契約を結ぶことを望んでいるようだ。

　メッシはニューウェルズで176試合・234ゴールをマークし、ボールボーイとしても活躍。その後、13歳でスペイン屈指の名門に入団していた。

　当時まだバルセロナに在籍していた2019年には「アルゼンチンのサッカー界で、ニューウェルズでプレーするのが夢だ。でも、実現できるかは分からない。僕には家族がある。それは僕の希望よりも優先されるものだ。どうなるか、様子を見よう」とインタビューで語っていただけに、心の中に故郷のクラブがあることは確かだ。

　ワールドカップ制覇を果たした今、“神の子”が次の夢に目を向けても不思議ではない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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