リーグ戦では９ポイント差で首位のセルティックが優位に立っている。だが、グラスゴーの覇権を競うオールドファームのダービーマッチにおいて、有利不利はない。

　セルティックとレンジャーズは２月26日、リーグカップ決勝でトロフィーを争う。地元メディア『footballscotland』は23日、この大一番で「違いをつくるかもしれない」選手を両チームから３名ずつ選出した。

　選ばれたのは、セルティックの古橋亨梧と前田大然、ジョッタ、レンジャーズのライアン・ケント、アルフレド・モレーロス、マリク・ティルマンの６選手だ。

　ケガの影響も懸念されながら、リーグ前節では途中出場した古橋について、footballscotlandは「このストライカーを抜きにリストは完成できない」と、不可欠の存在と報じている。

「28歳の彼は今季、クラブにとってセンセーショナルだった。公式戦36試合で22ゴールと得点ランクをけん引している。普段、彼が得点を挙げればセルティックは勝つ。実際、今季そうならなかったのは１回だけだ」
 

　一方、カタール・ワールドカップから戻って以降、年末から５ゴールを挙げている前田について、同メディアは「ハリー・キューウェルからの直近のアドバイスを生かすのにしばらく時間を要したが、今ではスピードを生かしてサイドを快適に爆走し、相手を困らせている」と評した。

「今季公式戦９ゴールで、ダービーでも得点を挙げているので、重圧を感じることはないだろう。この数週間で彼は劇的に調子を上げており、新たに自信を身につけ、５アシストを記録している」

　セルティックの日本人アタッカーコンビは、期待に応えてクラブに新たなタイトルをもたらすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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