モロッコで開催されているFIFAクラブワールドカップ2022の準決勝が現地時間２月８日に行なわれ、ヨーロッパ王者レアル・マドリーと開催国代表として出場しているアル・アハリが対戦した。

　マドリーは序盤、ボールを握って試合を進めるも、思うようにシュートまで持ち込めない時間が続く。17分にヴィニシウスのパスを受けたロドリゴがエリア内に侵入し、チャンスを迎えたが、相手DFにブロックされた。

　一方のアル・アハリは26分、左CKの流れから、メトワリィの折り返しをフリーになったアブデルモネイムが頭で合わせたが、惜しくも枠を捉えられなかった。

　28分、マドリーはロドリゴのパスに抜け出したヴィニシウスが右足で狙ったが、わずかにゴール右に外れた。さらにその直後には、敵陣深くで相手のボールを奪ったロドリゴがドリブルで持ち込み、相手DFを１人かわしてループを放つも、左のポストに当たって好機を逃す。

　試合が動いたのは42分、マドリーは敵陣で相手のパスミスを拾ったヴィニシウスが、そのままゴール前に持ち込み、最後は技ありのループシュートでネットを揺らして先制点を奪った。このまま前半を１点リードで終える。
 

　迎えた後半、マドリーは46分にモドリッチのスルーパスからロドリゴがシュート。GKシェナウィがはじいたボールにつめたバルベルデが決めて、あっさりと追加点を挙げた。

　反撃に出るアル・アハリは失点直後、エリア内でボールを受けたエル・シャハトがワントラップから強烈なシュートを放つも、わずかにゴール左に外れた。

　さらに65分にはエル・シャハトがカマビンガに倒されてPKを獲得。これをマールルが落ち着いて決めて１点差に詰め寄る。

　マドリーも87分にエリア内でヴィニシウスが倒されてPKをゲット。しかしモドリッチのキックはGKシェナウィにストップされた。

　それでも後半アディショナルタイム２分にロドリゴのゴールで勝負を決定づけると、さらに６分後にも、途中出場のアリバスが鋭いシュートをネットに突き刺し、ダメを押した。

　このまま試合は４－１で終了し、マドリーはアジア王者アル・ヒラルが待つ決勝戦に駒を進めた。一方、敗れたアル・アハリは３位決定戦で南米王者フラメンゴと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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