この試合で問題となったのが、72分のシーンだ。左サイドでボールを持ったヴィニシウスが、バレンシアDFのガブリエウ・パウリスタを軽くかわすと、直後にガブリエウが右足を振り上げ、ヴィニシウスを蹴り上げるような形で転倒させたのだ。
ガブリエウは明らかにボールにチャレンジしておらず、一歩間違えれば大怪我にもなりかねないラフプレーだった。幸いにも直撃は免れたヴィニシウスだが、このプレーに激高。他の選手も入り乱れ、ピッチ上で小競り合いが起こる事態にまで発展した。
主審はガブリエウに対し、迷わずレッドカードを提示。バレンシアの暫定監督を務めるボロもこのプレーに苦言を呈していた。
ガブリエウに対しては1試合の出場停止に収まらず、罰金などの処分が下される可能性も予想されているが、これに対しあるサッカーファンが以下のようにツイートした。
「もしパウリスタが経済制裁を受けるなら、われわれスペイン人全員でそれを負担すべきだ」