新エースの値千金弾に指揮官も大興奮だ。

　現地時間１月29日に開催されたFAカップ４回戦で、ブライトンはリバプールとホームで対戦。30分にハービー・エリオットに先制点を許した後、39分にルイス・ダンクのゴールで追いつくも、勝ち越し点が遠いなか、後半アディショナルタイムだった。

　FKの流れからの折り返しに、キレキレのパフォーマンスで攻撃を牽引していた三笘薫がファーで反応。そして寄りのカメラマンも騙される圧巻のフェイントから、技ありシュートを放ち、鮮やかにネットを揺らしたのだ。

　絶好調の日本代表MFが、再戦濃厚と思われた一戦の決着を土壇場でつけ、ブライトンがFAカップ５回戦へ進んだ。
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　クラブ公式サイトによれば、ロベルト・デ・ゼルビ監督は試合後、三笘の直近６試合で４ゴール目を「魔法の瞬間」と称し、興奮気味にこう語った。

「このゴールは彼、ファン、みんなのためだった。（先制点を決めた）ダンクも同じだ。彼は素晴らしい選手で、もう一段階上のプレーができると思うが、彼のゴールには満足している」

　イタリア人指揮官は「結果はハッピーだ。リバプールは素晴らしい試合をしたし、とても手強かったので、非常に難しい試合になったからね」とも語る一方で、さらなるレベルアップへ気の引き締めも忘れない。襟を正すように以下のように付け足した。

「しかし、我々はもっと良いプレーができるし、改善しなければならない」

　攻撃の中心だったレアンドロ・トロサールはアーセナルへ移籍し、三笘はベンチスタートが続いたシーズン当初から一転、今やチームのエース格となった。今後も圧倒的な活躍を続け、デ・ゼルビ監督が期待を込めて常々口にしている「二桁得点」を達成できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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