ユース時代から長年を過ごした愛する古巣を応援していくうえで、アーセナルのキーラン・ティアニーはチームメイトから情報を仕入れていると明かした。

　少年時代に中村俊輔からもらったスパイクを宝物としたティアニーは、同僚の冨安健洋に、セルティックに所属する日本人選手たちについて聞いているという。

　ティアニーは英紙『THE Sun』で「トミとはよく話すんだ」と話した。

「以前は日本から（セルティックに）来た選手たちのことをあまり知らなかった。この間獲得した２人（小林友希、岩田智輝）もそうだ。僕はJリーグを見ていないし、トミに彼らの情報や彼らについてどう思うか聞いたんだよ。ダイゼン・マエダはトミと一緒に日本代表でワールドカップに出たね。トミはみんなのことをとてもよく言っていた。良かったよ」
 

　左SBのポジションを争うときもあるティアニーと冨安だが、前者は「彼自身も素晴らしい選手で、エクセレントなチームメイトだ」と、日本代表DFに賛辞を寄せている。

「僕はいつもトミと話すんだ。トレーニンググラウンドにいるときにセルティックの試合があれば、彼は僕と一緒に見ているよ。僕は彼をセルティックのファンにしようとしたのさ！」

　セルティックのレジェンドである中村とティアニーのエピソードは有名だ。ティアニーは「面白いのは、トミはあの昔の映像を見ていたんだ。ずっと前に彼は気づいていたんだよ」と述べている。

「ナカムラはトミが小さいころのヒーローのひとりだったんだ。世界中の多くの日本人選手たちにとってそうだったけどね」

　なにかと日本との縁が深いティアニー。良好な関係を築いている様子の冨安とともに、彼らはアーセナルで栄光を手にすることができるか。アーセナルはプレミアリーグで２位マンチェスター・シティに５ポイント差をつけて首位に立っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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