攻守の柱の出場停止がどう影響するか。

ボスニア・ヘルツェゴビナ対アイルランド戦第1レグの予想フォーメーション (C) SOCCER DIGEST

圧倒的な得点力でチームを牽引するゼコ。ローマでもチームメイトのピャニッチのホットラインを武器に、母国を欧州の大舞台へと導けるか。 (C) Getty Images
1年以上に渡って繰り広げられてきたEURO2016予選も、あとはプレーオフを残すのみとなった。はたして、フランス行きの残り4枚の切符を手にするのは、一体どの国なのか? まさに激戦必至のラストバトルだ。
第1レグが11月13日(日本時間:14日4時45分キックオフ)に開催されるボスニア・ヘルツェゴビナ対アイルランド戦を展望する。
【プレーオフのレギュレーション】
ホーム&アウェーで勝者が本大会に出場。2試合の合計得点が同じ場合はアウェーゴールの多いチームが勝利。アウェーゴールも並んだ場合は、第2戦終了後に15分ハーフの延長戦へ。ゴールを奪い合ってのドローの場合はアウェーチームの勝利。スコアレスドローの場合はPK戦を実施する。
――◆――◆――
ボスニア・ヘルツェゴビナ(グループB 3位/FIFAランキング30位)
予選成績:5勝2分け3敗/17得点・12失点
第1レグ出場停止:ベシッチ(MF)
故障者(欠場濃厚):なし
予選序盤は躓いたものの、バジダレビッチ監督就任後は6試合で5勝1敗と完全に持ち直した。注目はCFゼコとMFピャニッチだ。前者は今予選で7戦7発を決めた絶対的な得点源。後者は巧みなボールキープと急所を突くパスが光る司令塔で、ローマではプレースキックも冴え渡っている。
課題は、プレーオフ出場国の中では最多失点を喫している守備力だ。とりわけ両CBは、スピード勝負に脆さを見せる。GKベゴビッチのビッグセーブが頼みの綱となりそうだ。
◆予選でのスタッツ
得点率 ▶1.7(14位タイ)
失点率 ▶1.2(29位タイ)
パス成功率 ▶88%(10位タイ)
ボール支配率 ▶55%(14位)
最多得点者 ▶ゼコ(7ゴール)
第1レグが11月13日(日本時間:14日4時45分キックオフ)に開催されるボスニア・ヘルツェゴビナ対アイルランド戦を展望する。
【プレーオフのレギュレーション】
ホーム&アウェーで勝者が本大会に出場。2試合の合計得点が同じ場合はアウェーゴールの多いチームが勝利。アウェーゴールも並んだ場合は、第2戦終了後に15分ハーフの延長戦へ。ゴールを奪い合ってのドローの場合はアウェーチームの勝利。スコアレスドローの場合はPK戦を実施する。
――◆――◆――
ボスニア・ヘルツェゴビナ(グループB 3位/FIFAランキング30位)
予選成績:5勝2分け3敗/17得点・12失点
第1レグ出場停止:ベシッチ(MF)
故障者(欠場濃厚):なし
予選序盤は躓いたものの、バジダレビッチ監督就任後は6試合で5勝1敗と完全に持ち直した。注目はCFゼコとMFピャニッチだ。前者は今予選で7戦7発を決めた絶対的な得点源。後者は巧みなボールキープと急所を突くパスが光る司令塔で、ローマではプレースキックも冴え渡っている。
課題は、プレーオフ出場国の中では最多失点を喫している守備力だ。とりわけ両CBは、スピード勝負に脆さを見せる。GKベゴビッチのビッグセーブが頼みの綱となりそうだ。
◆予選でのスタッツ
得点率 ▶1.7(14位タイ)
失点率 ▶1.2(29位タイ)
パス成功率 ▶88%(10位タイ)
ボール支配率 ▶55%(14位)
最多得点者 ▶ゼコ(7ゴール)
アイルランド(グループD 3位/FIFAランキング54位)
予選成績:5勝3分け2敗/19得点・7失点
第1レグ出場停止:オシェイ(DF)、ウォルターズ(FW)
故障者(欠場濃厚):なし
FWウォルターズとCBオシェイという攻守の柱を出場停止で欠く第1レグは、厳しい戦いが予想される。ポゼッション能力では相手の中盤が上回るため、守備力の高い両セントラルMF(マッカーシーとウィーラン)のボール奪取から速攻を狙いたい。
あとは、ウォルターズに代わって前線の「掻き回し役」を担うロングと、経験豊富なキーンが多くはないであろう決定機をものにできるか否か。アウェーゴールを持ち帰れば、今予選無敗でドイツにも土をつけたホームゲームに向けて、大きなアドバンテージとなる。
◆予選でのスタッツ
得点率 ▶1.9(10位タイ)
失点率 ▶0.7(14位タイ)
パス成功率 ▶86%(26位タイ)
ボール支配率 ▶49%(31位タイ)
最多得点者 ▶キーン(5ゴール)
※ワールドサッカーダイジェスト2015.11.19号より加筆・修正
予選成績:5勝3分け2敗/19得点・7失点
第1レグ出場停止:オシェイ(DF)、ウォルターズ(FW)
故障者(欠場濃厚):なし
FWウォルターズとCBオシェイという攻守の柱を出場停止で欠く第1レグは、厳しい戦いが予想される。ポゼッション能力では相手の中盤が上回るため、守備力の高い両セントラルMF(マッカーシーとウィーラン)のボール奪取から速攻を狙いたい。
あとは、ウォルターズに代わって前線の「掻き回し役」を担うロングと、経験豊富なキーンが多くはないであろう決定機をものにできるか否か。アウェーゴールを持ち帰れば、今予選無敗でドイツにも土をつけたホームゲームに向けて、大きなアドバンテージとなる。
◆予選でのスタッツ
得点率 ▶1.9(10位タイ)
失点率 ▶0.7(14位タイ)
パス成功率 ▶86%(26位タイ)
ボール支配率 ▶49%(31位タイ)
最多得点者 ▶キーン(5ゴール)
※ワールドサッカーダイジェスト2015.11.19号より加筆・修正