１月２日、首位を快走するセルティックはスコットランドリーグ第20節で、勝点差９で２位の宿敵レンジャーズと敵地で対戦する。この大一番を前に、アンジェ・ポステコグルー監督が大活躍を続ける古橋亨梧などについて語った。現地紙『THE SCOTTISH Sun』が12月31日付けで伝えている。

　27歳の日本代表FWは、21年夏にスコットランド屈指の名門の門を叩くと、海外初挑戦ながらすぐさま順応。今シーズンもエースとしてゴールを量産しているが、レンジャーズ戦では加入以来、１度もネットを揺らせていない。

　しかし、オーストラリア人指揮官は、「それは何の違いにもならない。彼はリーグトップスコアラーだ。スコットランドに来てから素晴らしい活躍をしている。もしかしたら、どこかで苦労していたのかもしれない、という切り口は好きじゃない」と主張。ダービーでの不発を気に留める様子は一切ない。

「ゴールだけでなく、エネルギーや相手を封じ込める方法でも貢献している。我々にとって本当に重要な存在だ。確かに彼は毎試合得点を挙げたいだろう。だが、チームへの貢献という点では、ここに到着した瞬間から傑出している。攻撃面だけでなく、守備面でも大きな役割を担っている。彼のオールラウンドなプレーは、まさに並外れだ。本当にインテリジェントなサッカー選手であり、我々のセットアップにとって非常に重要な存在だ」

　古橋のほか、前田大然、旗手怜央、井手口陽介も在籍するセルティックには今冬、小林友希、岩田智輝も加わり、６人の日本人選手が集結することとなった。
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「アジアのリーグは10月か11月に終了するから、１月のウィンドウが開く前にビジネスができる」と、アジア市場の利点を訴えたポステコグルー監督は続けて、注目が集まる小林と岩田のデビュー時期にも言及している。

「トモキはまだ国内にいない。来週早々にはここに来てくれることを期待しているが、その後、おそらく２週間ほどワークが必要だろう。ユウキ・コバヤシは、すでに２週間ほど経つ。今はそれほど急ぐ必要はない。これまでやってきたことには本当に満足している」

　サムライパワーを大一番で存分に発揮できるか。なお、カタール・ワールドカップでクロアチアの躍進に貢献したヨシプ・ユラノビッチが復帰予定で、SB起用が続いた旗手は中盤に戻るようだ。

　ポステコグルー監督は「レオはここ２試合とてもよくやってくれているが、彼は間違いなく我々にとってのミッドフィルダーであり、そこが最も効果的で、最高の仕事をする場所だ」と説明している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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